2008-01-01から1年間の記事一覧
今年はピアノトリオの演奏会で始まり、ピアノトリオの演奏会で終わった一年でした。そのピアノトリオとピアノトリオの間には本当に忘れてしまうほど沢山のコンサートがあり、ものすごく鍛えられた気がします。 僕にとって、演奏家の生活を始めてから、一番忙…
昨日から明日まで、来年1月5日、6日に新国立劇場の小劇場で行われる 東京アンサンブル・オペラ・プロジェクト モーツアルトのオペラ「偽の女庭師」のリハーサルをしております。指揮者のいないオペラと言うのが売りで、しかもレチタティーボの部分は古今…
明日(25日)はクリスマスです。世の中は派遣切りのニュースに溢れている割に、どこどこでのイルミネーションが素晴らしいとか、クリスマスの売り上げの凄さがニュースになっていたりして、本当の日本の姿がイマイチわかりません。 そんな明日、クリスマス…
今日、神奈川フィルの「第九」が終わりました。第九を弾かずして新年を迎えたという記憶がありません。なにかしら一度は絶対弾いてきました。でも、飽きる事は全くありませんし、後悔や反省は必ずあります。 そしてメサイアは以前、やたら弾いた年もあります…
何年ぶりでしょうか、明日徳島へ参ります。ピアノトリオで4年程前に行ったのが最後でしょうか。 意外に縁があり、そのピアノトリオでの四国ツアーの時、室内楽のコンサートでシューベルトの鱒をやったとき、東京ポップスオーケストラで2回程訪れた記憶があ…
僕は学生時代3人の先生に習っていました。一人は故・井上頼豊先生、そして秋津智承先生と山崎伸子先生の3人です。 その秋津先生と山崎伸子先生とは未だにお世話になっており、10月のチェロ・グランドコンサートの時にもお二人と ご一緒させて頂きました…
昨年も12月にJTホールで第1回目のコンサートがありましたが、昨年に引き続き第2回目のコンサートが12月11日に同じくJTホールであります。宮本さんのあのバイタリティとエネルギーはいったいどこからくるんでしょうか。去年もそう思いましたが、凄いです…
日頃より山本裕康公式ブログにご来訪賜りましてありがとうございます。Musician's Partyスタッフです。 この度、コメントの誤入力等を未然に防ぐため、お客様からのコメントを“管理者承認制”とさせていただきましたのでお知らせ致します。つきましては、一度…
そんなに頻繁にブログを更新している訳ではありませんが、今回は大変ご無沙汰しておりました。実は、先月の半ばからぎっくり首と腕の痛みに耐えかね、仕事もキャンセルさせて頂き、療養をしていました。 その療養中の11月22日に母親が倒れました。その日のう…
先月から始った首の変調から左肩、左腕の激痛、ご心配とご迷惑を大変多くの方におかけして大変申し訳なく思っております。 それに全くこれは個人的な理由で、いつかこれもこのブログで書こうとは思いますが、多くの方にご心配をおかけしております。 今週の…
本日出演を予定しておりました『銀座チェロフェスタコンサート2008 〜チェロアンサンブルの楽しみ〜 』ですが、都合により出演を見合す運びとなりました。 代演:江口心一 本公演への出演を楽しみにしておられましたお客様には深くお詫び申し上げますと…
一週間以上休養にあてて、楽器は腕や首が良くなったら弾こうと。 そして、その間は勉強に関係なく、好きな音楽を聴き、読書三昧になろうとも決めていました。 ところが。 ところがである。 全く音楽は聴いていない。iPodを聴く事も、CDを聴く事も、さらにテ…
3年ほど前に槇原さんの日本ツアーに参加しました。 コンサートを何度重ねても涙が出ない事はありませんでした。まだ90年代のはじめ、僕の初めてのアマチュアの大学生のお弟子さんがソニーに入社して、 しきりに「槙原さんは凄いから、是非聴いて下さい」…
今日、頸椎のMRIの画像を撮りに渋谷までいきました。頸椎部分が何か大変な事になっていたらどうしようとか、それよりも大変な事が発見されたらどうしようとか、前の日からはかなり沈みます。やはり病院と言うのは苦手な場所です。精密検査は6、7年前に一度…
昨日の我々矢部達哉率いる「Tバックス」のシェーンベルグの夕べに来て頂いたお客様、本当に有り難うございました。 お客様もほぼ満員で、あれだけ前衛的な曲であるのにあれだけのお客様がいらっしゃって下さった事は大変凄い事だと 東京文化会館の方々も大変…
8日のシェーンベルグだけのコンサートのリハーサルの真っ最中です。二日目が終わりました。 演目は「月に憑かれたピエロ」と「浄夜」です。 難曲が2曲。それに首から肩、腕にかけて広がった激痛と3重苦です。 首は今日、矢部くんの紹介のお医者様に行き、…
多くのお客様に来て頂き、本当に感謝するだけです。 兎に角今日のメンバーで演奏会が出来た事は本当に幸せな想いでいっぱいです。 今までにないコンサートってなんだろう?というのがここ数年の僕の中での想いでした。でもそれはなんか目立つ事をやろうとか…
夏にカルテットの巡業をしている時、我が愚弟、山本友重がぎっくり腰になり、大変痛々しい姿を見る事になりました。それはそれは痛そうでしたね。歩くのもロボットが歩くような姿。それはまさに「ASIMO」が歩く姿その物でした。舞台に出るのもゆっくりですし…
ちょうど一週間後、チェロ4人のコンサートのコンサートです。 先日そのリハーサルがありましたが、楽しい反面、シビアな曲が多いのでかなり不安にもなりました。元々、心臓が小さいんです僕。「まぁなんとかなるかも」と思えない性格らしく、リハーサルで結…
「ドボコン」は終わりました。 厳しいコンサートが「戦い」なんだとしたら、無事に帰還したと言ったところでしょうか。 まあ当然無傷なわけもなく、かといって致命的な傷を負ったわけでもなく。 いつもこういう演奏会の後に充足感に満ちた事はほとんどないで…
幾ら練習をしても完全にならないし、だんだん自分は何を求めて練習しているのかがわからなくなってきます。 だからと言って楽器をさわらないと不安の塊に押しつぶされそうになります。 しかも何日か後の「ドボコン」だけではなく、11月1日のハイドンのチ…
物理学賞のお三方、そして今日の化学賞の方、本当におめでとうございました。 それにしても当然の事ながら、何度この素粒子の事をネットで調べたり、テレビの解説を見たり聞いたりしてもいまだによく理解できていない。簡単に説明しますと言われても、まだわ…
ついに一週間に及ぶ先生方、先輩方、後輩達との生活が終わりました。 本当にいろいろと思う事もあり、学ぶ事もあり、楽しくもあり、僕にとっては凄い収穫の一週間でした。 このコンサートは桐朋学園同窓会が企画、運営したコンサートでしたが、2年以上まえ…
10月の3日名古屋、4日富山、5日東京のサントリーホールとこの大同窓会的コンサートが行われます。 コンサートの題名は「チェロ・グランド・コンサート」なのですが、桐朋学園を卒業したチェリストの35人でのチェロアンサンブルのコンサートです。同窓会会…
名曲というのは何度聴いても、何度伴奏をしても、何度弾いても色あせる事はありません。そして飽きる事もないどころか、益々その魅力にとりこになります。数あるそんな名曲の中にこのドボルザークのチェロ協奏曲があります。初めてこの曲を生で聴いたのが上…
ロケーションとしては最高のホールです。言葉で説明出来ないのが悔しいし残念ですが、本当に素晴らしいホールでした。毎日あんな所で練習できて、週に一度とか演奏会が出来たら一生幸せに生きられるんでしょうね。そこに付随するホテルも一部屋一部屋が広く…
12音技法で知られるシェーンベルグですが、彼の最も有名な曲と言っても言い過ぎではない若き日の作品に「浄夜」があります。 作品4ですからかなり若いときの作品です。 弦楽6重奏の為に書かれていますが、弦楽合奏版もあり、学生時代からこの弦楽合奏版…
もう7年前の事だなんて信じられません。 忘れもしません、僕は前日帯広でピアノトリオの本番がありまして、最終便の飛行機が台風で飛ばず、その次の日にようやく帰れて、そしてその日は1日ダラダラとテレビを見ていて、夜、飛行機がワールドトレーディング…
八月の後半から毎日とは言いませんが、東京は凄い雨と雷に見舞われています。毎日夕方になると激しい雷雨になると言うのが当たり前だと感じる様になってしまいました。今日も雨と雷が鳴り出した時には「そんな時間かぁ」なんて思いました。異常気象とか、地…
もうどれぐらい前になるでしょうか?僕が都響に入りたての頃ですから、17年ほど前に第1回のヴィルトーゾ・シンフォーニー・オーケストラの演奏会がありました。未だに忘れられませんが、池袋のアムラッックスという所での演奏会でした。当時は僕もオーケ…