歓喜興奮感動 ノーベル賞

物理学賞のお三方、そして今日の化学賞の方、本当におめでとうございました。
それにしても当然の事ながら、何度この素粒子の事をネットで調べたり、テレビの解説を見たり聞いたりしてもいまだによく理解できていない。簡単に説明しますと言われても、まだわからない。
そりゃそうでしょうね。わかるはずもなく何に応用されて人類の為にこういう事で貢献した研究だったのだという事を聞いて初めて「ふーん」となるぐらいですから。要は世界の人々の為になったと言う事なんでしょう。
最近はどうしようもない泥沼の日本という暗い、腹立たしい、恐ろしい、そして悲しいニュースしかなかっただけに、本当に誇りに思うし、久々に心が晴れた気分です。


それにしてもその4人のノーベル賞を受賞された先生方、なんとも物理や化学一筋といった風情で憧れます。
一筋と簡単に言っても、これが簡単じゃないんですよね。僕は音楽一筋じゃないですからね。出来ませんそれは。
ノーベル賞を受賞して「あそこはパスポートが無くてもいけるのかな?聞いてみよう」という発言。実はそれぐらい興味のない事には興味の無いという生き方に憧れるんです。


僕はどちらかというと、スポーツにも政治にも、広く浅く兎に角いろんな事が知りたいと思っているような人間で、しかも常識人でありたいなんて格好つけてるものですから、なかなか音楽が全てみたいな域にはまだまだ到底到達できないのであります。

ちょっと思うのは、昔はそういう没頭できる環境が、また時間があったのかなと思ったりしました。
今はテレビさえあれば1日過ごせてしまうし、メールの返信しなきゃなんて思っていると数時間なんてあっという間に過ぎてしまいます。本を読む事すら最近僕は少なくなりましたし。


いつもノーベル賞の受賞者を見て思うのは、なんであの素晴らしい研究されて凄い実績を積まれた方々が、日本では文化勲章等の賞を受けておられず、ノーベル賞が決まると慌てたように何かしら賞を与えようとするのかが理解出来ないし、恥ずかしい。
世界では評価されているにも関わらずその日本の宝を日本が最初に見抜いて表彰する事がなんで出来ないんでしょうかね?

その分野ではもの凄く有名でも一般的に全く知られていないという所が本当になんか格好良く思います。
その分野の人達に認められ、そして尊敬される、これぞやっぱり僕も目指したいところではあります。

まあでも僕は一生「賞」という物には無縁だとは思いますが、もし何かで貰ってしまったら・・・。
よっぽどその時に生活に困っていなければ賞金は寄付いたします。これは僕のマニフェストです。
まあ絶対あり得ませんし、あえてマニフェストなんてまたそんな物僕には無いのに書いたりして、・・・なに舞い上がってるんだ?


でも今回の4人の方々の受賞は舞い上がる程嬉しいんです。
本当にこの地球に貢献した人がちゃんと評価されるというフェアな賞であるノーベル賞はやっぱり国民の誇りです。


明日は僕のお気に入りの作家、村上春樹が受賞する事をマジでワクワクしながら眠りにつきたいと思います。

「あれは昔々の研究ですから、何なんですかねぇ ノーベル賞は」と今日の化学賞を受賞した下村さんがおっしゃていましたが、どうなんでしょう。
ベートーベンが「第9」を書いている時に「英雄」のシンフォニーで世界最高の賞を受賞したみたいな感じなんですかね?


村上春樹、なんとかノーベル文学賞を!