2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

マーラーの3番のシンフォニーを聴いて来た

15年以上前、都響で、そして今日の指揮者のインバルさんでマーラーの3番のシンフォニーを弾いた記憶はしっかりと頭に残っている。 そして今日、都響・インバルさんでのマーラーの3番、いいコンサートだったしいい時間を頂いたという気持ちで一杯でありま…

目の前には

カザルスホールでの公演は昨日終了しまして、ホールの光景や響きを頭に焼き付けてきました。 カザルスという名を冠したあのホールが運命的に持った使命、そして僕を含めた若い音楽家たちがこぞって夢中になった室内楽と言うものを静かに育んだ凄いホールだっ…

寂しい これ以外に言葉はない

「歳を重ねると言う事は多くの物を失うという事だな」今日一緒に最後のローストンカツを食べに行った親友との結論。 今日をもって我々の心と身体を支えてくれていた隠れた名店「睦己」が閉店する。 今日の肉はこれまた半端でなく、最後として、伝説として語…

旅で感じた事

多くの友人や知り合いの方々との再会や新たな方々との出会い、そしてコンサートに足を運んで下さったお客様に僕のこの12日間に及ぶベートーベンの旅を支えてもらいました。有り難うございました。今回出会った全ての方に感謝いたします。 昨日は朝早く這い…

資さんうどん

長い長いベートーベンとの旅も終わりが近づいています。愛媛も北九州も来年に残りのソナタを演奏する事が決まっていますが、一年後、多少でも成長出来るのかが心配であります。 室内楽をする時の「ひろやす」とこういったバッハやベートーベンのソナタの様な…

北九州上陸

愛媛でのホテルのパソコンがどうしても使えず、沈黙するつもりもないのに沈黙していました。 ご無沙汰をしております。みなさんお元気でしょうか? 愛媛県内での一連の演奏会が終了して、次なる目的地「北九州」へやってまいりました。 あのローズホールでの…

始まれば終わる

ベートーベンのソナタ3曲、そしてバリエーション1曲、タフなコンサートでした。 松山の高島屋の中にある「ローズホール」という感じのいい洒落た場所が、僕のベートーベンのソナタと変奏曲の4曲を弾く最初の場所になりました。 今まで使い慣れた楽譜を使…

明日から愛媛、福岡、と12日間の旅に出ます。ずっとベートーベンのソナタの毎日です。 今年に入ってからはひたすら走り続けて来ましたが、この旅は1度立ち止まるいい機会です。 いろんな事に悩まされ、いろんな事を考えて来ましたが、ちょっとそれらを整…

最後の定期演奏会

「英雄」「時計」で始まった今年度の定期演奏会も、明日の「古典」「ロンドン」で終わりです。 1年間、コンサートに来て下さった多くのお客様、有り難うございました。 新しい常任指揮者の金聖響さんを迎え、あっという間に1年が過ぎました。早いものです…

いつの間にか確定申告の時期だ

ボロボロとなった僕のベートーベンのチェロソナタの楽譜に買って勉強を始めた年と月日が書いてある。 1987年12月13日 23年前だ。 ベートーベンのソナタを弾くたびにこの楽譜を使い書き込んで来たから本当にボロボロ。表紙もない。 来週から始る愛…

トンカツ論 第4章 最高の物から伝説へ

今まで散々「むつみ」というトンカツ店がいかに素晴らしく、僕の一ヶ月に1回の生き甲斐であったかを述べて来た。トンカツを語るのにはここのトンカツを語る事以外無意味だと思ったからだ。僕はトンカツが好きで、いろんな名店と言われる所にもかなり行った…

トンカツ論 第3章 乗り越えるモラル

僕は当初「むつみ」が時間をかけて作り上げるソースでしか食べた事がなかった。通い出して2、3年たったある日、とあるお客さんが醤油をかけて食べているのを見た。そのお客さんが帰った後に店主に 「さっきのお客さん、醤油かけてたよ」と言ったら即答で「…

トンカツ論 第2章 昇天ロースを知るべし

この「むつみ」のメニューには ロース ヒレ 串カツ ミートコロッケ エビフライ 盛り合わせ(コロッケ、一口ヒレ、エビ、串カツ)がある。 今日はこの中でロースをフューチャーして論じようと思う。 ここの店の最大の特徴として、肉はロースが270グラム、…

トンカツ論 第1章 モラルとルール

「むつみ」という前世紀から現在に至るまで、最高峰のトンカツ店が京王線の千歳烏山にある。僕は22年前、その「むつみ」の裏手に住んでおり、当時から引っ越した今現在まで、とにかく良く通っている。 トンカツは食べ方にマナーがある。 さらに食べ進む中…

7重奏のレコーディング終了

ストラビンスキーの7重奏のレコーディングが終わりました。 純粋に楽しかったなぁ。 というのも、メンバー皆さんのストラビンスキーや音楽への想いは相当なものでして、それぞれの人の生き様を見てとれる仕事と言うのはやはり楽しく、幸福感を得られるもの…

夜中の渋滞中に考えた事

人間を「死にかかわる存在」だと言ったのはハイデガーだけど、死ぬ事という前提に生まれて来て、今を生きている人間にとって、死は追い越す事ができない存在という意味らしい。 だから人間は死に対する態度を前もって理由付けしている。悔いの無い人生を送ろ…

出獄した次の日に再逮捕

昨日の「愛知県医師会交響楽団」の第28回定期演奏会でのブラームスのドッペルコンチェルト、無事に終わりました。共演の水野さん、指揮の宮松さん、そしてオーケストラの皆様、有り難うございました。この場をお借りして御礼申し上げます。 本番では程よい…