北九州上陸

愛媛でのホテルのパソコンがどうしても使えず、沈黙するつもりもないのに沈黙していました。
ご無沙汰をしております。みなさんお元気でしょうか?


愛媛県内での一連の演奏会が終了して、次なる目的地「北九州」へやってまいりました。
あのローズホールでの演奏会からほぼ毎日、病院、小学校、そして四国中央市宇和島とコンサートが続きました。
さすがの僕もどうやら疲労困憊ですが、いろんな方々と出会い、いろんな事を学び、この歳にしてまだまだ自分も未熟であると再認識いたしました。
やはり、僕は生かされていて、その中での必然の出会いは人生の中でももっとも大切な事で、この出会いを宝にしなければと強く思った愛媛での滞在でした。
久しぶりに夜は読書三昧、一度もテレビを見ることなく過ごしました。


テレビは必要ないな。


ベートーベンもかなり「こうではないか」と思える部分が出てきました。ベートーベンの楽譜からのメッセージは強い。そこに惹かれるわけでありますが、今度は北九州のピアニスト中川さんとの共演となります。
早速今日夕方よりリハーサルをしましたが、再び僕はリセットし直しての挑戦です。
今、八幡ロイヤルホテルという所に宿泊していますが、リハーサルの場所が、このホテル内のチャペルでやらせて頂けて、大変ありがたく感謝しております。

愛媛での出来事は胸を熱くする事も多々あり、たとえば病院で演奏した時などはまん前で聴かれていた99歳のおばあさんが涙を流しながら聴いていらっしゃいましたし、言葉は出ないけど、目を真っ赤にして泣いてらっしゃるおじいさんもいらっしゃっていて、僕自身、もっとこういう活動をしたいと心から思いました。
小学校は翠小学校と言って、昭和7年に出来た木造の校舎の学校で、建て直しをしたという事でしたが、基本の部分はほぼ残していて、実に素晴らしい学校でした。そこでは全校生徒23人。バッハなどを演奏しましたが、その23人の生徒さんのほとんどが質問をされて、その内容が、僕の答えられない様な内容が多く、こうやっていろんな事に興味を持って成長して欲しいと願っています。

多くの事で実りの多い一週間でした。

さて、明日から中川さんと本格的にリハーサルが始まりますが、0からのスタートだと思ってがんばりたいと思います。