2011-05-01から1ヶ月間の記事一覧

何をするにも大変です

マーラーの9番が終了。オーケストラと言うのは本当に奥が深く難しい。これは個人で、例えばバッハの無伴奏を弾く時もそうだけど、(何故こんな所でうろたえたんだ?)(なんで今まで上手くいかなかった此処が上手くいったんだ?) など、本番と言うのは全く別の…

マーラーの9番

大学1年、入学間もない第九すら聴いた事がない純真無知な僕に 「お前、マーラーの9番って知ってる?」 と言ってきた男がいる。 ニュージーランド在住のコントラバス弾きの池松という男だ。 当然知るはずもなく 「知らないけど、なんで?」 「知らないの?…

学ぶと言う事

「40年同僚として付き合うより、1回のゴルフのラウンドの方がその人の本質がわかる」 というスコットランドの格言がある。 その1回でその人の立ち居振る舞いや知性や知識の豊富さに圧倒され、どんなゴルフをしたのかすら覚えていない事が10年以上前に…

宮崎 最終日

放射能漏れでほとんどの外国からのアーティストがキャンセルとなってしまいましたが、唯一ライナー・キュッヒルさんだけは来て下さいました。 こちらの新聞のインタビューに「一度約束したことは守る、それだけです。しかも多くの日本人が苦しんでいる中、少…

半年

去年の12月から楽器の弾き方を変えようと努力して来ました。 半年経つのですが、何も結果は得られません。最初はエンドピンの長さの試行錯誤から始ったのですが、それが椅子の高さやら座り方まで波及するとまずはそこで泥沼。 エンドピンの長さは曲によっ…

宮崎 3

僕の「音楽祭」の原体験は、中学生の時に親に連れられて行った「木曽福島音楽祭」です。ポール・トゥルトゥーリエさんのリサイタルでした。ピエール・フルニエさんが来た時も行きました。 あの世界の巨匠達が体育館で弾くというすごい風景と、それを楽しみに…

宮崎 2

3回のコンサートを終え、前半が終了したと言ったところでしょうか。 10日のコンサートを終えた後、一旦僕は帰京。13日からのリハーサルに間に合うように再び宮崎に参ります。 毎年、まだ5月だからと上に羽織る物をいくつか持ってきて、結局それを着る…

宮崎国際音楽祭 1

この季節になって、宮崎に来ると一年という単位がどんどん縮まってきている様な気がします。昨年、ラクリンというとんでもなく素晴らしいバイオリニストに出会った事がつい最近の出来事のようです。そして今年も彼に会うのを楽しみにしていましたが、やはり…