半年

去年の12月から楽器の弾き方を変えようと努力して来ました。
半年経つのですが、何も結果は得られません。

最初はエンドピンの長さの試行錯誤から始ったのですが、それが椅子の高さやら座り方まで波及するとまずはそこで泥沼。
エンドピンの長さは曲によって変わるのは当然としても、エンドピンの長さを変えれば当然弓の軌道が変えなきゃいけないので、いろんな長さを試していると右手の事に迷いが出て来てさらに泥沼。
右手の軌道を変化させると言う事は、当たり前ですが身体のバランスとして左手の形や押さえ方等々、微妙な調整が必要となり、底なし沼。

まあ以前から何かといろんな事を試しては止める、の繰り返しで去年の秋ぐらいの弾き方に落ち着いてきた訳ですが、一念発起して改造に取り組んだ理由はやっぱり2年ほど前に首を痛めた事と、ドン・キホーテの演奏会での力みの反省が大きい。
故障の少ない弾き方、そして全体にバランスよく脱力が出来る弾き方を求めて半年経ちますが、1つとして得た答えはありません。

故障が少なくても、良い音が出なきゃ話になりませんし、「この弾き方だと故障しません!」と言っても音程が悪いのなら楽器を弾くのを辞めた方がいいし。

半年で何かが変わる筈もありませんが、難しいものです。
自分の身体って良くわかっているようで、ほとんどわかっていない。
変えた暁にはそこに凄くいい事が待っている確証がある訳ではないので、それに向けた努力というのは本当に辛い。


プロゴルファーの様にずっとコーチが必要だと強く思う。
若い時、先生に怒鳴られながらレッスンを受けていた時は、今から考えれば本当に楽で、幸せな時間だったんだなと思う。