チェロ共和国 チェロカルテットのコンサート完了

mp-yamamotohiroyasu2008-11-02

多くのお客様に来て頂き、本当に感謝するだけです。
兎に角今日のメンバーで演奏会が出来た事は本当に幸せな想いでいっぱいです。
今までにないコンサートってなんだろう?というのがここ数年の僕の中での想いでした。でもそれはなんか目立つ事をやろうとか、奇をてらう事ではなく、いい意味での手作り感があり、アットホームなコンサート、でも演奏は超クール、そんなコンサートを思い描いていました。


今回はその想いを少しでもなにか実現出来たらと思って企画して作ってきました。
プログラムノートはその一例なんですが、どうしてそれを思いついたかといいますと、我々何度コンサートをしても絶対に最初は緊張しています。聴きに行った経験からも必ず最初は緊張して聴いています。
だから、我々が舞台に出て行く前にお客さんもリラックスして頂くにはどうしたらいいかという事をずっと考えていて、その答えが今日のプログラムノートだったんです。
あれだけの事を書いて、しかも演奏がクール。先ほど書いた手作り感とアットホーム、そしてクールな演奏をするためのまず第一歩だったのかなと思ってます。
演奏の評価はお客様にお任せするにして、なにか総合的にいろんな事がうまくいったんじゃないかと思っています。本当に自画自賛ですが。

選曲もほぼ僕の独断で決めさせて頂きましたし、メンバーがどのパートを弾くかも勝手に決めさせて頂きました。でもどこのパートを弾いても皆さんそれぞれの魅力を持って弾いて頂けるので、実は誰がどのパートでも関係ないんですよね。
ソロの無伴奏を弾いて頂いた三宅さんと渡邊さんには現代の物を とそれだけをお願いしました。
いい曲を選曲して頂き、本当にただのチェロアンサンブルだけではないコンサートになりました。


新しい事をやる事が全ていいとは限りません。でもなにか魅力がある事は作れる、だけど、1番大事なのは当たり前だけど、演奏。
そんなコンサートをこれからも作っていきたいと思っています。

個人的にやはり何度弾いても心に来る「シャコンヌ」は、弾いていても感動しましたし、再び曲に圧倒されました。
ハイドンのチェロ協奏曲は緊張はしましたが、予想以上にチェロ3本の伴奏が心地よく、この曲の素晴らしさを再認識しました。

フィガロの結婚序曲は1番シビアな曲でしたが、かなりいいサウンドだったと思っています。

演奏会後にスタッフも含め食事をしましたが、このメンバーで全国のツアーそして、新たなチャレンジをという事で話がまとまり、お開きとなりました。


ぎっくり首ですが、全く治りません。時間がたてばいつの間にか治っているとは思いますが、想定を超えた長引き方に閉口しております。


今日は本当に連休の初日と言うのに、多くのお客様、有り難うございました。
心より感謝申し上げます。
あとの2日間、素晴らしい休日になります様にお祈り申し上げます。

有り難うございました。