シェーンベルグ シェーンベルグ

8日のシェーンベルグだけのコンサートのリハーサルの真っ最中です。二日目が終わりました。
演目は「月に憑かれたピエロ」と「浄夜」です。
難曲が2曲。それに首から肩、腕にかけて広がった激痛と3重苦です。
首は今日、矢部くんの紹介のお医者様に行き、薬を頂き、それを服用して、多量の湿布を張りまくっています。
そのうち治ると思う。と、ここ10日程そんな事思い続けてるな。

しかしながら「ピエロ」も「浄夜」もすごく順調だと思われます。
みなさんさすがプロ。教えられる事多いです。
浄夜」では新進気鋭の若き才能の宮田大くんと共演です。
彼の考えている事、しようとする事、凄くいろいろ考えさせられて勉強になります。
いいなぁ、僕も22歳の頃からやり直したい気分になります。

しかしながら「浄夜」は作品番号4、「ピエロ」は作品番号21。
ここまで作風が変わるとはいったいシェーンベルグになにがあったんだと心配になります。
僕が心配する必要もなく、多分シェーンベルグの中でちゃんと整理されている事は言うまでもありません。

チケットは売り切れらしく、東京文化会館の方も喜んでいらっしゃいました。
しかし、100年近く前に、こんな音楽が作られ、演奏されていたと言う事が僕には信じられません。
名曲はどんな年月が経っても色あせる事なく、存在します。それを色あせてしまう事なく演奏する事が我々の仕事なんでしょうね。

最近、皆さんとリハーサルをする事、演奏会で演奏する事が仕事ではないと思うようになりました。


僕の仕事は、練習する事なんじゃないかと。
勉強する事が仕事です。