第九とメサイア

今日、神奈川フィルの「第九」が終わりました。第九を弾かずして新年を迎えたという記憶がありません。なにかしら一度は絶対弾いてきました。でも、飽きる事は全くありませんし、後悔や反省は必ずあります。
そしてメサイアは以前、やたら弾いた年もありますし、全く弾かなかった年もありますが、でもかなりの回数は弾いています。
第九はこの年末に弾く事以外に、いろんな季節に演奏する事もありますが、メサイアは冬以外に演奏した記憶はありません。
メサイアは季語としても十分ですが、第九が季語として許されるのは日本だけでしょうね。
とはいうものの、人生で何回この第九を演奏するかわかりませんが、何度演奏しても感動を覚えますし、日本人に生まれてよかった。

明日からは福岡でメサイアです。
福岡女学院が毎年12月23日にメサイアを必ずやっていて、そのお手伝いに行く訳ですが、その年によっては神奈川フィルの第九とぶつかる日にちなので、行ったり行かなかったりでした。今年はなんとか参加できます。今年の指揮者は下野さんです。
第九もそうですが、メサイアも非常に長い曲です。今年の様に首や腕に問題を抱えているときは最も避けたい曲です。
とは言うものの、バロックの曲の低音パートは、全ての音がハーモニーの進行を司っていますので、痛いとか痺れたなんて言っている暇もありません。
チェロ弾きにこういうメサイアなどバロック通奏低音を弾かせればその人の楽器の実力はもちろんの事、頭の中も全てわかってしまいます。
しかも編成が小さい事が多いので、真っ裸でいるのとなんら変わりません。
気合い入れて福岡上陸です。

25日のピアノトリオのコンサートの楽譜を一応鞄に入れましたが、練習できるのでしょうか。いや、しますよ練習。
でもホテルは音だしが出来ないかもしれないから楽譜は置いていこうかな。いや、持ってる事が大事です。