明治記念館にて

結婚披露宴に行って来ました。
バイオリニストの清水醍輝くんとチェロの堀内詩織ちゃんの披露宴。
醍輝とは彼が高校1年生の時からの知り合いで、彼が外国から帰って来てからは様々なシーンで仕事を一緒にした。詩織ちゃんの方と言えば、やはり高校生の頃から知っていて、最近都響に入団したし、先日のMAP'Sでも一緒に弾かせてもらった。醍輝とは何かがあると深い話をしてきたし、彼が指の病気になったときは、相当僕も落ち込んだし、なんとかならないかといろんな人にも聞いたりした。でも、彼のショックや、心に負った傷は、僕なんかには想像すら出来なかった。
でも不屈の精神力で今もバイオリンを引き続けている。それは奇跡だと思っている。そして最近では指揮者としても着々と力をつけていて、心から尊敬する後輩です。


醍輝が素敵な伴侶を得て、そしてこれからまたさらに音楽に突き進む環境が整った事が僕には本当に感動的だったし、彼の今までの苦しみを思うと、たまらなく泣けて来た。そして彼の辛い顔を今まで見た事がないんですよ。それが本当に彼の強さであり、僕らに対しての優しさなんだと思う。そんな事を思うと何とも泣けて泣けて。


音楽に、身体の不調に果敢にチャレンジしている醍輝を尊敬している。
そしてまたゆっくり話したいと思う。
忘れもしないけど、彼の指の問題を告白されたのはカナダのバンクーバーだった。そして僕の人に言えない病気の事を話して頑張ろうと誓ったのはもう4年か5年も前になる。


明治天皇明治憲法を書いたという部屋での披露宴だったけど、その歴史の重みと、彼らの人生の新たな出発と言う輝かしい場所と時間を共有出来た事は、力をもらった。

人生初めて結婚式で乾杯の音頭をした。つくづくまともな社会に生きていなくて、まともな人間でない事を実感した。

醍輝、詩織ちゃん、おめでとう。
そして、いつまでも一緒に音楽しような醍輝!
僕も練習しとくからさ。