戦後70年

わずか70年前の事なのに何故「やった」「やらない」という論議になっているんだろうか?といつも思う。
僕は正直、どっちという事は言える訳もない。
戦争は確かにあった訳で、多くの方が亡くなった事は事実。
そんなわずか70年前の事が不明瞭なこの国で、日本史ってどこまで真面目に学んでいいのか?と思わず言ってしまいたくもなる。
でもこれは各時代の専門家の方々の努力で多くの事が判明してきているし、未だにコツコツ研究をされている方は本当に多くいらっしゃる事には敬意を持ってその研究された事の発表を読みたいと思うし、未だにわからない事がわかる様になるという事は、僕にとってのロマンだし夢でもある。

でも70年前に極東軍事裁判の為にいろんな証拠を処分してしまったという事もあるらしいけど、僕が生まれた20年前の事ぐらい、はっきりとしてもらいたいとよく思う。

いまはまだ戦争に行かれた方や爆撃の被害にあった方、原爆の被害者もいらっしゃるし、話しもまだ聞ける。
これがあと30年40年したらその経験談は一切聞く事が出来なくなってしまうのだろうな。
その時が恐い。
僕はその時に生きているかどうか微妙だけど、今の若い方々、それは20代でも10代でも今わかっている事は絶対に後世に伝えて欲しいな。

「談話」で、どんな単語が使われたとか、主語がないとか、そんな事よりもっと。。。。

歴史は専門でもないし、何も言えないけれど、昨日父親と電話で話していたら
「お前は一番良い頃に生まれてきたな」と言っていた。
いろんな事を考えると、それもそうだと思う。
小学校に入る前から小学生の時は近所の恐いおっちゃん達に何度叱られ、頭を叩かれ、そしてご飯を食べさせてもらってホントに育ててもらったし、中学、高校と好きな部活動だけに熱中しててもとがめられる事もなく、急に音楽大学に行くと言い出しても反対もされず、浪人までさせてもらって。
その父親は9歳の時からこの戦後70年を見て来た。

国の事をどうこう言う前に、父親からもっと話を聞かないとダメだな。
10代20代の人に伝えて欲しいと言う前に僕たちが聞いて彼らに伝えなきゃね。