人生は苦しい

あと3ヶ月ちょっとで2014年も終わる。
そろそろラストスパート。
その3ヶ月が僕には再び大変な日々になる事は容易に想像できる。


今年は始まってから本当に大変な日々だった。
完全に僕の能力のキャパシティを超えていた。
さらに4月にはここ数年とにかく無我夢中でやってきた
神奈川フィルの「公益財団法人」への認可がおりた。
それと同時に京都市交響楽団でも働く様になり、
様々な事も言われた。
でもそれは言われる事は覚悟の上だったし、
しかも音楽をして、世の中に少しでも何か貢献が出来るなら光栄だと思っているから良いんだけれど、
いろいろと言われてたみたいだな。
酷い言われようだったけどまあね。


そんな事が重なり合って、しばらくは精神的にも辛かった。
必死にモチベーションを上げようと頑張ってはいたけれど、
難しかった。
なかなか下がったモチベーションを上げるのは至難の業。
実際神奈川フィルを離れようと思ってた時もあった。
今年度で契約も切れると言う事もあったしね。


神奈川フィルはやっぱりここまで頑張って来たという想いもあるし、
良い仲間もいっぱいいる。
だからこそ公益財団法人の認可をなんとか得たかったし、
そんな仲間達とその喜びを分かち合いたいとも思っていた。
それに本当に心から応援してくれるお客様や定期会員さんたちとも
一緒に喜びたかったし。


オーケストラには色んな考えの人がいる。
そりゃ組織と言われている所であればどこでも当たり前のこと。
いろんな考え方がある事と音楽を別に考えたいと思ってた。
僕は純粋に音楽に集中したかったし、公益法人になればそれが出来るんだと思ってた。甘かった。
新しい常任指揮者の川瀬さんを迎え、若い奏者がいっぱい入団して、これからと言うのに。
残念なことが多すぎる。



でも松本での1ヶ月の生活や、先日のコンクールで少し立ち直りつつあるのかもしれないけど。
多分、松本で毎日一緒にいた親友は僕が少し元気がない事は気づいていたと思う。
彼は言わなかったけど。
当たり前だけど、自分で乗り越えるしかないからなぁ。
とは言えチェロは続けるだろうな。
また頑張ろ。

あまりに色んな事がありすぎた2014年もあと3ヶ月。
まだまだ色々ありそうだね。
とにかく純粋に音楽をやりたいな。



だからって言う訳じゃないけど、バッハのカンタータ、BWV106を毎日一度聴いている。