夏の想い出

2年前の頸椎症神経根症を思い出すと背筋が凍る。

しかも、今年は2年前と仕事で訪れた場所が酷似しているから余計に。
今年は6月から栃木、松本、紋別、松山、京都、名古屋、帯広、そっくりなスケジュールだった。
2年前、鮮明に覚えているのは、京都の演奏会が終わって次の日に名古屋に移動する朝、
首に痛みを感じたんだよなぁ。
でも、その時はまだ寝違えた程度にしか思っておらず、その後の地獄の苦しみは全く想像すらしていなかった。
8月に入ると眠る事も出来ず、医者に行こうにも500メートルが歩けない状態になってしまった。
おかげでというのも変だけど、ロンドンオリンピックのほぼ全種類の競技を朝まで見ることが出来た。
見る事が出来たと言っても、痛くて眠れないから仕方なくテレビを付けて痛みが一番少ない体勢でテレビを見ていただけなんだけど。

今年は今の所大丈夫そうだ。

この夏、再び歩いている。いわゆるウォーキング。
平均45分ぐらい歩いていると思う。
仕事から帰って来てとにかくウォーキングの服に着替え、歩き終わるとシャワーを浴びて新たなTシャツに着替える。という事をしていると、毎日短パンとTシャツは3組必要となる。
それを毎日洗濯する訳だけど、どうなんだこれは。

当然、毎日テレビで言われ続ける「熱中症」には気をつけようとは思っているけど、ただ水分をこまめに取っているだけの対策で大丈夫なんだろうか?

僕の小学生時代や中学時代この「熱中症」という言葉がなかった気がする。
日射病と言うのはあったけど、それで自分を含めて友人達がそれで倒れたなんて事もなかったな。
この熱射病と熱中症というのは同じものなのかな?
これだけ毎日熱中症で病院に運ばれる方々がいて、中には亡くなられるという痛ましいニュースもよく聞く。

地球が暑くなったのか、日本の温帯気候が亜熱帯気候に変わってきたのか僕にはわからないけど、主な原因はなんだろう?

とは言え、僕もそこそこの年齢だし気をつけたいとは思う。

でもその歩く事で首の故障が防げるという保証もないのに歩き続けている訳だけど、
自分を痛めつけるのが好きなのはどうやら当たっている。
歩き続けて汗だくになり、ぼんやりして来て家に帰ってもシャワーを浴びる前にスクワットをやってみたり、
わざと水を飲まずにお風呂に入り、我慢に我慢を重ねてさっぱりしたところで初めて炭酸水を飲む、という有様。変な事に頑張るからな。

夏と言えば思い出す。
あの地獄の痛みはもう経験したくない。
と言って熱中症になっては元も子もない。

なんとか今年も暑い夏を乗り越えたい、そればかりを朝起きると考えている。