引っ越し先

日本国の中限定で今住んでいる東京以外で「住みたい街」あるいは「住みたい県」というのをちょくちょく考えている。
現実、ハードルが高いから実現はしないのは承知の上で。

仕事柄、日本の47都道府県は訪れたけれど、やはり訪れる回数はもの凄く差がある。
一度しか行ってない県があり、それは鳥取
何故だか縁がないのかなぁ。
ただ、鳥取は僕の同僚の若き首席チェリストの故郷だし、今芸大で教えている生徒さんの故郷も鳥取で、
縁がないわけでもなさそうだ。

個人的に訪れる回数が一番多かった街は「帯広」。
30回以上を数える。
日数的に長く滞在した街と言えば音楽祭の長さに影響するから「松本」や「宮崎」という事になる。
滞在が長いのは京都も結構かな。
もちろん、オーケストラがある横浜は滞在時間は相当な物だろうし、高校まで住んでいた愛知県の春日井市名古屋市も長い。

友人に「東京を出て住みたい所に住むなら何処?」とよく聞かれるけど、
そのときは「松山」と言っている。
もちろん、僕が47都道府県は訪ねたと言っても訪ねていない街の方が多いし、知らない街がほとんどであるのは言うまでもないけれど、訪れた場所限定で言うなら、松山はいいなぁ。京都も捨てがたいけれど。

いつか松山との出会いの事はブログでも書かせてもらった事があるけれど、あの街のサイズが凄く好きだし
、僕の尊敬するシェフが住む街である事は大きいし、友人も多い。
そのシェフの作る食事はもちろん1年に1度食べられれば幸運だけど、それでもその日を楽しみにしている。
松山城を街が囲むようになっていて、そんなにそれがいつもそびえ立っている印象はないけれど、やはりなにかあの空間が落ち着きを作っている感じがあるな。

とはいえ、日本には本当に素晴らしい街がたくさんある。
可能性などある筈もないけど、「売れっ子作家」「希代のヒット曲メーカー」みたいになったとしたら、京都や松山、帯広や鹿児島などに家を持ち、気分に応じて1ヶ月ぐらいずつ住むという生活が出来たら良いな。

と、そんな所に住む事を妄想しながらスタバなどでぼーっとするのが好き。