22日の日曜日
僕の職業は指揮者ではないし、将来指揮者として仕事をしていこうとは一切考えていない。
ところがありがたい事に、というか光栄な事に「指揮をしてくれ」と頼まれる事がごくたまにある。
大学時代、副科で指揮は履修していたけれど、当時そんなまじめにスコアリーディングを勉強した訳でもないし、指揮法を極めようと思ってた訳でもない。
明後日の22日日曜日、松本室内合奏団という素敵なオーケストラの指揮をする。
このオーケストラとの出会いは一昨年。
指揮をするチャンスを頂き、今回再びその機会をもらった。
僕はチェリストが仕事であり、オーケストラで働き室内楽をしてというのが演奏の中心だ。
ソロの仕事は僕の自分との対話であり挑戦。要するに背骨の部分なのかと思う。
指揮をする事、それは指揮者の考えている本心を少しでも知りたいと言う事と、
指揮をしてみて、自分がオーケストラでやっている仕事は正しいのかずれているのかの確認の2つが大きな柱。でもこの勉強や経験は必ずオーケストラで働く事に還元出来ると信じている。
とは言え、指揮をする責任は全力で果たそうとは思っている。
舞台上で音楽をする事。
それはチェロを弾く事も指揮をする事もなんら変わる物ではない気がしている。
部署が違うというか、内容は違うけど、基本同じだと考えている。
22日(日)
14時開演
松本市音楽文化ホール・メインホール
モーツアルト 交響曲29番K.201
ブリテン シンプル・シンフォニー
メンデルスゾーン 交響曲第4番「イタリア」
松本、長野方面でお時間のある方は是非。