宮崎国際音楽祭

また刺激をもらって帰ってきた。
刺激と言っても、毎回帰ってきてそれを目指していろんな技術的な事を見直してやり直すんだけど、
とてもじゃないけど追いつく筈もなく、どんどん遠くに行くズッカーマンやジュリアン・ラクリン

ただただ凄い演奏を見て「すげー」って思う事だけでは何にも勉強にはならない。
それに対して何か自分を変えていく努力をして一度ぶっ壊れて創造して安定するまでがんばる。
そして初めて米粒1つ成長出来て初めて勉強になったと言えると思う。

幸い、チェロには世界の原田禎夫さん、京都が生んだ芸術家上村昇さんがいて、毎日いろんな事を聞ける。
彼らは本当に親切に全て教えてくれる。
サイトウキネンでもそうだ。
何を聞いても絶対にアドバイスをくれる。
それで今の僕はかろうじてもっているようなものだ。

宮崎ではいつもお世話になる喫茶店の「みるくはうす」、串揚げの「串坊主」、洋食の「ランプ亭」、整骨院の三島さん。今年も本当にお世話になった。
特に「みるくはうす」では朝昼晩とお世話になった日もあったし、ゆったり流れるあの店の時間が好きだ。
チェロ族はそこをすみかにしていたし、本当に無理な裏メニューも作って下さったりしたし。
感謝しかない。

課題をいっぱいまた持ち帰ってまた頑張らないと。

もう何年宮崎にはお世話になっているだろう。
ここで勉強した事は少なくとも大きいと思うし、ここで出会った宮崎の方々ともかけがえのない友情が続いている。やっぱり一人では何も出来ないし、成長もできない。
多くの人に助けられているといつも思う。
また来年皆さんにお会い出来る事を楽しみにしている。

そして音楽監督の徳永次男さん。
あの体力は普通じゃない。
徳永次男さんより20も若い僕の体力のなさは一体どういう事だろう。
身体作りもこれからは重要な僕の仕事の1つになると思う。

さてまた一年。頑張りますか。追いつけない事がわかっていても。