都知事選挙

どんな選挙でも投票率は100パーセント。
高校時代から、政党や政策ではなく、選挙という物に興味があった。
でも興味のある事に対してはやっぱりいろんな事が知りたくなるもので、
あらゆる想いの変遷の後、今の僕の選ぶ基準が出来てきた。

外国に長く住んだ訳でもないから外国の選挙がどうなのかは知らないけど、
日本の選挙で興味深いと思うのは、メディアの色に選挙結果が染まる事。
まあ朝から晩まである人は叩かれ、ある人の魅力は最大限に語られれば、
影響がない筈はない。

そんな中で今回の都知事選挙
結局は東京都都民のメディアリテラシーが問われる選挙になるんだろうな。
そのためにメディアが報じる事の真贋を見定められるか、自分にも問いたい。

最近は属に言う「右」「左」というものはもはや言葉だけなのかなとも思う時がある。
あらゆる事が多様化してきてそんな簡単に考え方を分ける時代でもない。
しかも最近のネットの中での笑い話で「河野談話」が河野太郎さんが言ったから
河野太郎許せない」と河野太郎さんの誹謗中傷がひどかったという歴史認識の劣化には
何も知らないこんな僕でも背筋が凍る。 
ピテカントロプスと原始時代からやる歴史もいいけど、
近現代史から教えた方が日本史にしても世界史にしても良いのではないかと思う。

細川元総理が反原発をイシューにして立候補予定らしいけど、
現総理や政府は原発は国の政策だ、と即座に反応。
でも、都よりも小さな僕が住む世田谷区の区長は代替エネルギーの事に非常に熱心で
相当努力されてる。そして少しずつ変わってきたのは確かだ。
国がやる事だから東京都は関係ないという物言いは安倍首相が言っていた「戦後レジームからの脱却」
という言葉は空虚に響く。

まあ誰がなるにしても大きく何かが変わる事はないだろうと思う。
粛々と自分の真贋を磨きたい。それにはあらゆる本を読まないといけないのだけど、
あまりにも練習で時間がなさ過ぎる。

全く都政とは関係ないけど、自民党の石破幹事長が最近沖縄の選挙での応援演説でで言った「500億の基金を用意しました」というお金で票を買おうとする政治、本当に嫌な時代になったものだな。