2012年、閉店

昨日、来年の最初のコンサートのリハーサルがあり、その後アンサンブル『秀』の参加出来るメンバーで仙川の「アンカー・ヒア」という桐朋の学生は絶対知っている洋食屋さんで忘年会がありました。そして今年の僕のいろんな業務が終了しました。

思えば今年はいろんな事があったのかも知れない。
お正月の2日からリサイタルがありましたし、指揮もあった。首をおかしくして苦しんだし、ドボコンもトリプルコンチェルトもやらせてもらった。レコーディングも3セッションあったし。

年に4回、平均5日ぐらいの連続した休みを取ったけど、それ以外は走り続けた。首を壊す事になって、休みが足らないのか、休みのとり方が悪いのか、考えなくてはいけないと思ったし、それは来年の大きな課題だろな。今年中にそのプランは決めようと思う。
どんなペースが果たしていいのだろう?
ここ数年は3ヶ月全く休み無く働き、5日間休むというルーティンだ。
そこそこ元気で、何も問題なくこのペースで来ていて、いいペースだと思って続けようとしていた矢先にダウン。
痛みとの闘いは3ヶ月に及んだけど、1度も仕事をキャンセルしなかった事は良かった。そこで思い切ってキャンセルという選択をしたらもう少し早く治ったとは思うけれど、ちょっと無理だったなぁ。
何かいい方法があったら教えて頂きたいなぁ。

どんなコンサートでも常に修羅場ではあったし、それの準備は毎回地獄を見ていたけど、相変わらず友人達に支えられ今年もなんとか無事に年末まで来れた。
本当に感謝だな。

年末のあと2日間、そして仕事が始まるまでの3日間、楽器の構え方から忙しさにカマけて手を付けたくてもつけられなかった多くの問題点を直し始めるきっかけの日々にしたい。と言ってこんなもの簡単に見つかる筈もなく、しばらくは相当不安定の中苦しみ抜くんだろうな。

来年はまた新たにバッハを始める。
楽譜は新品にして全てゼロからのスタートなので、弓も指使いも大幅に変わる事になる。怖いけど1度壊さないと次の創造がもはや出来ないと判断したからな。大変なチャレンジだけど、後々あの時やっておいて良かったと思える1年にしたい。

後はショスターコービッチのコンチェルト、ソッリマの2台のチェロとストリングオーケストラの為の「チェロよ!歌え!」がある。ソッリマのチェロソロの曲も2曲程プログラムに入れようと思っているし、地道な事とチャレンジングな事との両輪で充実出来たらいいな。