師走

英雄の生涯の2回のコンサートが終わった直後、京都市交響楽団のお手伝いをしに京都に参りまして、5日間程おりました。
久しぶりに銀閣寺にも行ってみたのですが、素敵だったよぅ。
どうやら紅葉のシーズンの京都はもの凄い観光客が訪れるそうで、銀閣寺も凄い人でした。
京響の定期公演が終わった翌朝東京に戻り、翌日のコンサートのリハーサルをして、夜バイエルン放送響の第九を聴き、すぐに新幹線に乗り名古屋へ。

その翌日の12月2日は愛知県の碧南という所にあるエメラルドホールという素晴らしい響きのホールでの演奏会でした。
本当にいろんな所に素晴らしいホールってまだまだあるんですね。
そこでバッハの1番と大公トリオを。


今年の秋はバッハを一体何回弾いたんだろ。
結構演奏したぞ。
でも12月の半ばまであと3回程弾いたら、今使っている楽譜は真新しいものに変えて再びゼロからのスタートとなります。
来年、3回に渡って全6曲を神保町のミネルヴァの森文庫という所でやりますが、そのコンサートからは全く新しい楽譜でもう一度勉強し直しです。

同じ楽譜を使ってももちろん全然構わないのですが、12月2日のエメラルドホールでのバッハで感じた事は、「飽和状態になりつつあるな」という事でした。悪い事ではないのですが、1度リセットしたり、言葉は悪いけど今の自分を壊さないと先に進めない気がしまして。
12月の半ば過ぎからは真新しい楽譜で再びコツコツとやらせて頂きます。


12月2日は母親の命日でした。
これも凄い偶然ですが、そんな日に愛知県のホールから依頼があるなんて。
どこかで聴いていてくれたと信じてます。

何かとバタバタとする12月ですが、気持ちだけは落ち着いて過ごしていきたいと思っています。