チロット音楽祭

毎年7月に行なわれていたチロット音楽祭。
今年は9月だった。
2回のMAP'S全員での演奏を除くと、カルテットを2チームに分け、さらにはピアノトリオまで編成し、あらゆる所を回った。
喜んで頂ける人の前で弾く事、これが僕らの喜びでもある。

個人的には3日目に伊達という所へ宮川彬良さんとのコンサートの為に出張してかなり強行軍ではあったけど、相変わらずこのチロット音楽祭では充実した時間を過ごさせて頂いたと思っている。
というのも、やはりボスの宮本文昭さんがひた走る近くで音楽をする事、これが全てなんじゃないかと思う。
もちろんMAP'Sは刺激的なオーケストラだけど、それを軽く背中で引っ張れる人は宮本さんしかいないもんなぁ。
彼の音楽へのそれもさることながら、あらゆる事への興味、知識、そして発想はとても今の僕には追いつけない。だからついて行こうと心から思える。

昨日の自民党の総裁選挙、「若返りを」という話も確かにあったけど、果たして宮本さんの様な人が自民党にいたら僕はとても「若返りを」なんて思えないだろうなと思う。
だってかなわないもん。
必死に走り続けた宮本さんと僕の間には15年という歳の差が存在する。
僕が必死に走り続けても、埋めるには少なくとも15年という時間がかかるはずだ。多分もっとかかるだろうし。
そういう人が総裁をすればいいと思う。

久しぶりにすっかり風邪を引いてしまった。
いつ以来か覚えてないぐらい。
鼻はグスグスいってるし、咳も出る。深刻なのは耳が聴こえない事だ。
楽器を弾くと最強のミュートをした様な音しか聴こえてこない。
これは辛い。

練習していてもストレスがかかる。
でも練習しなきゃ。
首か風邪か、どちらが先に治ってくれるんだろう。
でもこの試練が僕を大きくしてくれるんだと思うとウキウキする。