松本 4

松本から数日間帰京。
明後日からまた松本へ。

なるほど東京は暑い。
松本も暑いとは言え、朝、夕方からはかなり過ごしやすく気持ちがいい。
まだ一週間サイトウキネンオーケストラはあるけれど、今年もお世話になったお店はやっぱり「潮騒」と「タリーズ」。
それにしても潮騒は地元でも人気で、常にお客さんで一杯。なのでいつも開店の11時30分に入る。食べ終わる頃には待っているお客さんがいる。
メニューが豊富なので、何回行っても食べる物が重なる事はない。
もちろん好きなメニューを2回食べる事もあるけど。

しかしながら今年の8月、個人的には本当に苦しんだ。
頸椎性神経根症というものになり、8月の頭にあった神奈川フィルの公演、
そしてサイトウキネンのオペラやオーケストラコンサートでは痛くて半分泣きながらだった。でも、曲がそうさせるのか、周りの底知れぬ漲る情熱がそうさせるのか「腕がちぎれてもいいや」と思いながら弾いていた。
と、まだ全く治ってもいないけど、ほんの少しだけマシにはなったのかな。

サイトウキネンの事務局に相談してお医者さんを紹介してもらい診察していただいた。先生は「その痛みはブロック注射でしかとる事ができません。サイトウキネンのメンバーで診察したのは10年ぐらい前のカール・ライスター先生以来です。彼には強い注射を打ちましたがどうしますか?」と。
断りまして、薬とロキソニンのテープを頂いて帰りました。
この先生といい、何人かの友人、そして事務局やパーソナルマネージャーさんには本当にいろいろ助けて頂きました。
こういう事にならない様にここ数年はいろんな事に気をつけて来たつもりだったのですが、無念。

しかしながらこの頸椎性神経根症になって良かったのは、8月3日から9日ぐらいまで、全く予定を入れていない時が1番症状が酷く、痛みで1時間と寝る事もできず、しょうがなく起きてからは朝まで眠れませんでしたから、オリンピックはほぼ全部見れた事です。スポーツ大好きの僕にはいい時間を過ごしました。痛みを覗けば。
そんな中、同じ症状で入院してしまったトランペットの同僚や再発した打楽器の同僚もいて、みんな回復したら3人で「激痛自慢」の食事会でもしたいと思います。盛り上がるだろうなぁ。