2月が終わった

ちょっと僕には無謀な一ヶ月だった。
初めて弾く曲満載だったし、旅も長かった。
幸いな事に体調を崩す事なく過ごす事ができた。


生まれてこのかた、インフルエンザになった事がない。
それか子供の頃にインフルエンザになった事を覚えてないのかもしれないけど。
少なくとも記憶のある高校時代から今まではない。


京都にずっと滞在している時にオーケストラのメンバーがインフルエンザになった。最後の公演は当然休む事になったけど、すぐに東京に戻ったのかと思ったら、熱が高く、動けずに連泊したと言っていた。


そもそも熱に弱い僕がそんな高熱になったらどうなるのか想像も出来ないな。
僕は大体37度を超えたあたりで「もうだめだ」となる。
常にマスクを着用し、手荒いとうがいと鼻うがいはしょっちゅうしている。


大阪から帰って次の日がベートーベンの眼鏡というビオラとチェロのデュオの本番があり、それはそれは良い曲ではあるけど難曲だった。そして昨日の神奈川フィル・ファン感謝コンサートの「明日へのプレリュード」だった。
8日間連続で本番をしたと言う事になる。


昨日の「明日へのプレリュード」はオーケストラのコンサートの後に第2部としてイントロクイズ、オークションなどがあった。
オークションでは「山本裕康を舞台上で独占する権」というのを出品。
舞台上で多分30㌢もない近さでソファーに座ってバッハを聴くというものでしたが、観客席に僕は背を向けて弾きました。1回目は若い女性が、2回目は小さな小さな少女が買って下さいました。ありがとうございました。

「神奈川フィルを指揮する権」を買おうと思って虎視眈々と銀行で5万円おろして準備してたのですが、僕の手の届かない額になり撃沈。


コンサートの最後はラデツキー行進曲で、もちろん常任指揮者の聖響さんが振るはずでしたが、無理矢理押しのけて指揮台に立ち、見事プロのオーケストラを指揮してデビューを飾りました。

そんな事をしていたら明日から3月になるようです。