個人的10大ニュース 2

残りの1位から5位を書きます。


1位 東日本大震災福島原発の事故

2位 肩こり・首のこりの解消

3位 9月16日、グルダ・チェロ協奏曲

4位 サイトウキネン松本及び北京、上海公演

5位 MAP'S、ベートーベン op.131公演


1位の大震災及び原発事故はもはや僕が何かを書く必要はないと思われます。原発事故によって震災の復興はまだ道筋すらもたっていない様に見えます。地震津波の自然の猛威はもはや人間が太刀打ち出来るものではない事を改めて知る事になりました。亡くなられた方々には心より哀悼の意を表します。被災された方々に対しては僕のできる事を黙々とやって行くだけかなと思います。原発事故は、その後原発をどうやって捉えるかという課題を我々は突きつけられました。推進でも脱原発でも考え方はその人の立場によって違いますが、これはイデオロギーではなく、我々、そして後世の人達の健康、命の問題を含みます。どちらにしても個人個人の考えは各々尊重されるべきですし、国が守ってくれないとすれば自分で身を守る方法を考えなければと思います。


2位。僕は大学時代から、そして仕事をする様になってからというもの、20数年酷い肩こりや首のこり、首や背中の痛みに苦しんで来ました。職業病だと諦め、酷い時は鍼治療に行ったりマッサージに行ったり。さすがに首を痛めてからはジムに行ったりして身体を鍛えたりもしていました。多少は良くなったのかもしれませんが、とある先生に出会い、1度施術を受け、後は教えてもらった体操をしているだけで劇的ビフォーアフター、疲れもなくなりましたし、肩こり首こり等の嫌になるコリは解消しました。この体操はずっと続けるでしょうし、本当に先生との出会いに感謝しております。


3位のグルダのチェロ協奏曲は、正直譜読みするのに数ヶ月かかりました。僕の手に負える曲ではないとずっと思っていましたし、自ら選んで演奏しようとは思っていませんでした。指揮者の下野さんに「ではグルダで」と背中を押して下さらなかったら一生弾く事もなかったでしょう。演奏の善し悪しは僕はわかりませんが、兎に角あの難曲にチャレンジしてずっとプレッシャーに思っていた事は今後の人生に必ずプラスになると信じています。下野さんに感謝します。


4位のサイトウキネンではマエストロ小澤さんが復活すると言う事で注目を集めたと思いますが、個人的にはこの怪物達の集まりであるオーケストラで、何をすべきか、どういう仕事をしなければならないのかをもの凄く教えられた一ヶ月半でした。それは仲間の指導や励ましもありましたし、多くの人に教えられました。そして自身初の中国。近いようで全く違う国のあり方はやはり行ってみないとわからない事ばかりでした。来年のサイトウキネンでも、また新たな課題は見つかるでしょうし、この時期だけ急に頑張っても通用するようなオーケストラではありませんから、日頃の地道な努力を続けたいと思っています。


5位。MAP'Sは宮本文昭さんが作った室内オーケストラですが、この日に演奏したベートーベンのop.131で1つの壁をクリアしたのかと思います。それはそれは大きな壁だとも思いますし、マエストロが流したベートーベンに対しての涙は僕は一生忘れる事はないでしょう。あの涙が僕らメンバーが壁を越える事になる重要なものになった事は間違いないでしょうし、さらには結束を固め、あの難曲に挑む勇気をもらったんだと信じています。これからも宮本さんと共に少しでも上を見る努力を続けたいと思っています。



昨日も書いた様に本当に多くの事がありました。
チュニジア、エジプト等の革命、我が中日ドラゴンズのリーグ優勝、マニフェストは絶対に守らない公約である事を民主党に教えてもらった事、なでしこJAPAN 、小沢さんの裁判、やらせメール、鈴木宗男さん出所等々書き切れませんが、来年もまた書き切れない未来からの出来事がやってくるでしょう。どんな事がやって来ても自分をしっかりと持ち、仕事についてはどんな事でも真摯に取り組んで行きたいと思います。


長々と書いて申し訳ありませんでした。