仕事上、旅が多いのは仕方が無い。
1年の中でサイトウキネン・フェスティバルや宮崎国際音楽祭の様に2週間から1ヶ月もその場所に滞在する時は、そこでの生活のペースを作れるし、運動やトレーニングも可能だから問題はない。


今回の岐阜、名古屋、そして大阪と移動が多く、そして一週間ぐらいの旅は何とも身体にダメージがあるな。
しかも昨日は本番を終えてから東京に戻りリハーサルなどがあったのでさすがの僕も厳しい。今日の本番はナチュラルハイ状態でした。
また月曜日から旅がある。


思い返してみると20代の頃は、どこに行くのも楽しみで飛行機、新幹線の中で眠る事なんか考えた事もないし、その行く場所の本を読んだり、とにかくワクワクしてたものだ。今は飛行機にしろ、新幹線にしろ、到着までの時間を計算して(何時間寝られるな)とまずそこから考えてしまう。昼寝と言う物を絶対にしなかった僕にしてみれば退化なのか、進化なのかわからないけど、乗り物は重要な休息場所になっている。


後はやはり楽器を持っている事が大きい。
ちょっとトイレに行くのにも楽器、リュックサック、そしてトランクを持って行かなくてはいけない。旅は好きで、その場所その場所に行く事は楽しみだけど、楽器を持たずに訪れたいと毎回思う。
そうすればもっとフットワークも軽くなるだろうし、行ってみたい所も確実に訪れられる。


ただ、東京にいる時とは違って、一人で喫茶店に入り、本を読むという時間があるのは僕にとっては幸せな事。
47都道府県は全て訪れたけど、行った回数はかなり差がある。30回以上訪れた県から、1回しか訪れていない県まで。1回しか訪れていない県は「高知県」。
本当に久しぶりに今月末行く。


楽器を持たずに47都道府県、自分で計画を立てて訪れてみたい。