4年という歳月

明日の9月27日でこのブログを始めてまる4年になります。
この4年の間にあまりに多くの事があったし、その出来事を書いて来ました。
膨大な方々にコメントを頂き、心から感謝しております。
その中にはもちろん面識のある方からまだ1度もお会いした事の無い方まで、応援のコメントから叱咤激励のコメント、激怒コメント、痛烈なお叱りコメントまで、本当にどれも大事なご意見を賜りまして、有り難うございましたとしか言いようがありません。もちろんすべて読ませて頂きましたし、何かの間違いが無ければすべて返信をして来たつもりです。
そして改めて僕の人生、もの凄い多くの方々に支えられてるんだなと思いました。

4年はあっという間でもありますが、やっぱり相当長い4年でした。
ここで簡単に振り返る事は出来ない程の長い月日を練習に費やし、一発で金メダルを射止めた平泳ぎの北島さんの凄さを改めて感じます。

全てでどれぐらいの量の日記を書いたか定かではありませんが、これを機会に全て読み直してみようかと思っています。

最初に書いたブログは「これからブログを始めます」という事だけでしたが、その次の日に書いた日記には今の常任指揮者である金聖響さんとゴルフに行った事が書かれています。そしてバッハの無伴奏のレコーディングが始るからしばらくはゴルフはさようなら、という内容でした。
聖響さんは皆さんも当然ご存知かと思いますが、神奈川フィルハーモニーの常任指揮者です。いわゆる僕の上司です。でもこんな事まで言ったら殴られるだろうという事まで僕が言ったりメールに書いたり、そしてその事についてとことん議論をして来ました。でも友人という関係は絶対に崩れない。プライベートと仕事の区別を欧米的な感覚を持つ彼から学んだ気がしますし、言いたい事を言い、逆にその言動の責任を持つ事を知るきっかけになった彼には感謝しております。
どんなに仲が良くても音楽家同士で全く同じ趣向を持つ事などあり得ませんけど、どんな方に対しても敬意を持ち、そして自分の意見を発言する事だけ厳守したいと思います。


上司と部下の関係であれだけの議論をする日が来るとは全く予想すらしていない4年前の僕の日記が可愛らしい。

バッハの録音は僕の中では「むかしむかしある所に・・・」ぐらいの時間的な距離があります。実は、今年の末か来年の頭に出るCDの録音が昨日終わりました。
そして今日のオーケストラのリハーサルは聖響さんでしたし、何か振り出しに戻ったような。
何度リセットしても、何度スタート地点に戻っても果敢に飛び来んで泳ぎ続けて行きたいと思いました。

特に今日が何かの記念日でもなんでもありませんが「一生修行」という事をもう一度強く思った健康診断からリハーサル、そして打ち合わせまでの長い1日でした。

また多くのご意見、コメントをよろしくお願いいたします。
有り難うございました。