やっぱり大好きベートーベン

愛媛県松山市で、2回に分けてベートーベンのピアノとチェロの為のソナタ全曲と、ピアノとチェロの為の変奏曲3曲のコンサートが31日に完結いたします。

この松山ではバッハの無伴奏チェロ組曲全曲から始まり、ベートーベンのチェロとピアノの為の作品を全部を演奏させて頂く事になります。
感謝以外ありません。
4年間に渡ってのプロジェクトでしたが、その度にいろんな経験や勉強をさせてもらいました。その度に長く滞在して、かなり街の事も熟知しつつあります。
それに適度なサイズの街で、好きなんですよねぇ。
両親の新婚旅行に行った街であるから、なにか縁があるんだと信じています。
このコンサートをずっと支えて下さった「楽友協会えひめ」の方々には感謝するのみです。有り難うございました。

今回は変奏曲2曲とソナタの4番5番。
この後期のソナタやカルテットを知らずして、第九は語れないなと勉強をしながらそんな事を思いました。いろんな所にヒントがあるもので、それを発見した時というのは、ナンバーズ4が当たった時の興奮に似ていたな。
誰かに伝えたい。でも止めとこう。そんな感じです。

でもこの4番5番は学生時代、30代過ぎた時のリサイタル、そして今回と演奏して来ましたが、謎が解けない所はまだふんだんにあるし、昔より難しく感じる事は増えた気がします。

3番が1番有名で名曲であるのですが、僕は実は1番好きなのが4番なのかも知れない。至って地味ですが、これぞベートーベン、これぞソナタだと言える楽譜上の美しさを誇っております。

何かがまた見つかる事を信じて、もうしばらくはベートーベンに浸りたいと思います。