有頂天日記 7 In ニューヨーク

まずは最初に謝ります。前回の頂いたコメントの返信は日本に戻ったらちゃんと返信致しますので、ご了承ください。


ニューヨークでの最後のコンサート、戦争レクイエムが終わった。東洋人として、西洋音楽をすると言う事のコンプレックスを持ったままチェリストとしてのキャリアや、人生を終えるんだろうなと思っていましたが、小澤さんの命を削るような指揮とその素晴らしさと凄さのおかげで、僕は海外の舞台で日本人の音楽家として初めて誇りを持つことが出来ました。
こういう想いは日本でも持てた事はありませんでしたから、生まれて初めてと言う事になります。


もちろん感動しましたし、涙がこぼれましたが、小澤さんが僕たちに与えた感動のと共に、誇りを伝える責任も使命として与えられたような気がします。


アメリカでの有頂天日記はこれで最後になりますが、僕は単なる旅人で、その旅人の勝手な印象を書き綴っただけで、住んだらまた全然違うでしょうし、もっと深いものがあるはずです。今回はアメリカ初心者の旅とい言う事で、許して頂けたらと思います。


日本に帰ったら、番外編として、ニューヨークで再会した日本人をお送りいたします。
あとは見に行ったミュージカルのシカゴの事も書きたいと思います。


ボストン、ニューヨークで出会ったすべての人達と、この日記を読んで下さった全て方々に感謝です。


ありがとうございました。