秋分の日

秋分の日は昼と夜が丁度一緒になる日と言われていますが、ちゃんと計算されて閣議決定を経て秋分の日が決定されている事をご存知でしょうか?
絶対に9月23日という訳ではないみたいですね。

まあそんな事はどうでも良く、夏と秋を分ける今日、非常に寒かったです。そんな極端に季節を変えなくてもいいだろ。
そんな今日はオペラ・アリアのガラコンサートでした。


そんなコンサートに良く登場するプッチーニの「ボエーム」。
飽きるほど伴奏してきた筈の「私の名はミミ」。
ちょっと待ってよ。
偶然ではありますが、ここ数ヶ月ドイツ及びドイツ系の音楽の湯船にどっぷり浸かって悦に入っていた訳でありますが、ボエームを弾いたとたん、突然そのお風呂の底が抜けて、気付いたら僕はトレビの泉の中で噴水を浴びながら、観光客の前で全裸でポーズをとってピザを食べてました。
音楽の力に改めて驚愕しております。


名曲はどうして名曲という称号を与えられる様になるのか、その理由を考えながら帰って来ました。子供の頃、外でしこたま遊んでいる所に近所の何処かの家からお味噌汁の香りがして来ると、本能的に急にたまらなくお腹が空いて来たのと一緒で、聴くやいなや本能的に涙腺が緩む物が名曲だとしか思いつかないのです。理屈は全くない。
楽譜を必死に読み込む事はそれはそれは大事だけど、聴いて下さる方の本能を揺り動かす演奏が素晴らしい演奏である事は明白。
逆にその本能を鷲掴みにする演奏を解析すると、結果的に楽譜を読み込み分析した事がちゃんと具現化されているという事なんでしょうね。


世の中は確実に夏から秋へと向い始めましたが、検察はおらが春から真冬になりました。
多くの識者は小泉政権の頃から検察は暴走し始めたと書いてらっしゃいます。
それはかなり納得します。最高検察といえども、どうせ組織のダメージが1番少なくなるようなシナリオや作文を必死で考えているんでしょう。早く読ませてくれるかな。ある意味楽しみだよ。