怖い時は読書しかない

松本以来伝統となりつつある朝のウォーキングとランニング。
今日は家にたどり着けるのか途中心配になった。たかだか4キロ程の行程なのに。
結構自分をいじめるのが好きみたいで、これでもかと言うところまで自分を痛めつけて悦に入っている。


食後は勉強。そして髪を切りに行く。その後常任指揮者と夕食を食べた後、スコアを挟んで打ち合わせ。いろいろと心配で倒れそうだったけれど、いろんな事がクリアになってちょっと気分的に楽になった。


僕の師匠がリサイタル前に「What's マイケル」という猫の漫画を読んでいたのを思い出す。
師匠は当時80歳。
「こんな漫画でも読まないと落ち着かなくてね」
そうおっしゃったのを今でも忘れられない。


最近は緊張に押しつぶされそうになるともう読書しかないと思う。
昨年の秋から読み続けてきた「佐藤優」さんの著書は今、多分30冊弱あると思うけど(もっとあるかも知れません)、あと3冊で読破する。まだまだ佐藤優さんの事ですから次々と出されると思いますが、その3冊が終わってしまうのも寂しいので、松本でコントラバスの池松に教えてもらった内田樹さんという作者の本を今読んでいる。これがまた素晴らしい。頭のいい人ってホントにいるんだなと感心することしきり。
(誰か助けてくれ!)と全く自分をコントロール出来ない精神状態の時は佐藤優さんや内田樹さんの本を読んで助けられている。ありがとうございます。

朝、この暑さで倒れそうになってでも歩くのは、恐怖を忘れる為なのかもしれない。


やっぱり小心者は年齢を重ねても小心者から成長する事はない。それどころか、恐怖感は年々増すばかり。80歳過ぎたらやっぱり「What' マイケル」だな。