松本からの手紙 10 最終回

今日で松本生活にピリオドを打つ。
朝は当然の事になった1時間弱のウォーキングとランニングをして、昼は「潮騒」で昔ながらのオムライスでラストランチ。そしてタリーズ・コーヒーでゆっくりとコーヒーを。
ほぼ毎日続けて来た事を淡々とこなし、このブログを書いたら練習に入ろうと思う。
そして夜は最後の「サロメ」。
苦労したな、この曲は。
朝日新聞の批評に酷評されて、それがアーティスト・ラウンジに貼ってありますが、それに対してのメンバーの皆さんの反応のほうが実際興味ありましたし、それは相当面白いものでした。


今年は本当によく歩いて走った。だからという訳でもありませんが、腰が痛いとか肩が痛い、首がおかしいという事は一切なく過ごせました。そして全く体重も増える事なく20泊21日の松本ライフを終える事ができました。
そしてなにより毎日親友プラス「誰か」とご飯を食べ、お酒を飲み、音楽やオーケストラの深い話のみならず、すべての話題が僕には有益な物になりました。
その話の続きはアメリカのツアーで。
そのアメリカのツアーまでに是非、小澤さんには元気になって頂きたいと思います。
この夏もあらゆる努力をしても間に合わなかった悔しさ、なによりそれを楽しみにされていたお客様にも申し訳ないという想いは、ミーティングの時の小澤さんの涙で強く思いました。
そのコンサートは下野さんに託されましたが、僕に知りえない想像を絶するプレッシャーがあると思いますが、自分の音楽を信じて2公演を振って欲しいと心から思います。
その公演に参加しないのは心残りですが、東京で僕も籠って練習しながらこの後の松本の出来事に想いを馳せたいと思います。

メンバー、関係者、そしてお客様、ありがとうございました。
あと一回、サロメを全身全霊で頑張りたいと思います。
公演が終わるやいなや、高速道路で東京に向けて出発します。

また来年!