松本からの手紙 8

指揮者の小泉和裕さん邸に行って参りました。とにかくそこで採れた多くの野菜から飛騨牛の極上なお肉や唐津直送のお魚などの御馳走を頂きました。
この為に毎日走って、ジムに行き、ウエイトを落としていた訳ですから。


幸せな時間でした。
そしてそんな美味しい物を食べながら音楽論、指揮者論、ほぼこの二つで夜は更けていったわけです。
ここではちょっと刺激的かと思いますので書けませんが、僕の指揮者論をマエストロに披露しました。
「ひろやす、おまえはなかなか良い事言うじゃないか」とのお褒めのお言葉を頂きましたが、それに調子に乗って僕の指揮をちょっと見て頂けませんかとやってみたところ、
「なんか 滑稽なんだよな。滑稽滑稽!こういう奴が指揮者になりたいと言い出すから始末に負えない」との厳しいお言葉。


実際、僕は全く指揮者になろうなんて夢にも思っていませんからご安心をとちゃんと誓って来たわけであります。
「ひろやすは黙って楽器弾いてればいいんだよ」とのお言葉を守りたいと思います。


カラヤンとの出会いからカラヤンの教えなど、本当に多く語って頂き、貴重な時間になりました。
一晩泊り、朝ごはんで食べたお米が絶品。これをおかずにご飯が食べれるほど美味しかった。実は小泉さん、その古民家の裏庭に田んぼを持っていて、毎年自分の食べるお米はそこのお米。そして今年はなんと米の品評会にまで出品するらしいです。


赤パンカルテットのメンバー4人、大満足で松本に帰ってきました。
そしてサロメの2回目の本番を終えた後、僕と矢部君はジムに直行。
そしてそのあとばったり会った豊島くんとちょっとだけバーに行き、サロメ談義をして帰って来ました。