松本からの手紙 4

タリーズコーヒーに行くとアシスタントとして来ている若い指揮者にバッタリ。
コーヒーを飲みながらいろんなお話をしました。
若いこれからの指揮者がステップアップしていく為の協力や努力を僕はしていかなきゃいけない年齢になってきたと実感。陰ながらお手伝いしてできたらと強く思う。


今日は何も予定がないというだけで時間の流れがゆったりしている。昼食後、ホテルの近くにあるジムでトレーニング。
いつも汗だくになって歩いていただけなので、特にマシーンを使ったトレーニングは気持ちよかった。


そこにベルリンフィルのソロ・トランペットのガボール・タルコヴィさんがいた。
レーニングをしながらそのガボールさんにいろんな話を聞いた。もちろん、僕の自慢の語学力は静かなところで、ゆっくりとが絶対条件。
レーニングしながら苦しい中で聞く英語はある種自分イジメのもう一つのトレーニングになった。
今回の若い指揮者について、バレンボイムについて、サロメの音楽について、今回の歌手について、彼は多くを語ってくれた。強く同意する事がある事も嬉しいが、全く知らなかった事を聞くのも大変な喜びの一つ。
レーニングの後、部屋で練習しなきゃと言って彼は帰って行きました。

ベルリンフィルのアーティストと同じ休日の過ごし方をしているというだけで僕も一流になったような気分になれる。
今日はたぶんそんな一流になった僕特有の誤解と妄想で一日を終えられると思う。
あと半日、いい休日が過ごせそうだ。
そう、やっぱり気持ち、気分は大切だな。

なんと言ってもベルリンフィルのソロ奏者と休日のルーティーンが同じなんだから。