「カルミナ・ブラーナ」

先日神奈川フィルが創立40周年を迎えましたが、神奈川県民ホールも今年35年だそうです。その記念として、今度の日曜日の6月6日にオルフのカルミナ・ブラーナを演奏させて頂きます。


僕にとっては相当久しぶりのカルミナ・ブラーナです。前回弾いたのは何年前ぐらだろうって言うぐらい久しぶりです。この曲、初めて演奏した時は、本当に感動したものです。特にテノールが歌う焼かれた白鳥の歌。最初聴いた時は全身鳥肌が立ちました。白鳥が焼かれたから鳥肌が立った訳ではなく、その今まで聴いた事の無い種類の歌でしたから、びっくりしました。


このコンサート、ショスターコービッチの祝典序曲、ストラビンスキーのプルチネルラ、そしてカルミナ・ブラーナという超タフなコンサート。
ショスターコービッチの祝典序曲は、なんてことのない曲なんですが、実はショスターコービッチの凄さを証明する作品。きっと凄い耳と頭だったんだろうな。プルチネルラはチェロのソロの曲としては「イタリア組曲」としてしばしば演奏されますが、古典を題材としてハーモニーが斬新というこれもたまらない一品。


僕にとっては前菜、パスタ、メインと全て好きな物を出して頂いた様なプログラムです。
コルステロール、中性脂肪、尿酸値を気にする事無く堪能出来るメニュー。
 
季節ハズレの花粉症に悩まされていますが、数年前に検査した結果、「かもがや」の花粉症だそうです。茅葺き屋根の「茅」の仲間です。
僕も結構マニアックですな。杉花粉には目もくれず、「かもがや」とはね。