宮崎雑記帖 8 最終回

ラクリンのベートーベンのバイオリン協奏曲、夢の様でした。感動しました。
あんなベートーベンを聴けるとは。バイオリンの高橋君は感極まって泣いていましたし、僕も何か舞台上ではない様な感覚を覚えました。
というか、ああいう演奏をする人がいるから、ベートーベンの偉大さが世の中に伝わるんですよね。
いやいや、二日続けて涙ぐむとは。


ラクリンは、朝起きるとパガニーニのカプリス24曲全曲をまず弾いてから歯を磨くそうです。ホテルでもしてたようですし今日の開演40分前もベートーベンではなくカプリスを楽屋でずっと弾いていました。どうなっているのかわかりませんが、練習の量も半端ではないようです。
僕があれだけ弾けたら、慢心する事は目に見えています。というか、そうじゃないからあの世界基準でもトップに近いところまで行けるんでしょうね。


総合プロデューサーの徳永二男さんをもちろんの事、僕に毎日の様に付き合ってくれたチェロの上村さん、古川くん、ビオラの柳瀬くん、須田さん、バイオリンの扇谷くん、高橋くん、伊藤くん、川田さん、2週間有り難うございました。
今年はいろんな意味で刺激も多かったですし、またいろんな話がメンバーの方々と話す事が出来て実りある2週間でした。

毎日の様に通ったみるくハウスのマスターと奥様、数回しか行けませんでしたが串ぼうずの大将と女将さん、本当に親切にしかも温かく接して頂き心から感謝しております。
また有名画家のたてやまさん、奥村さん、副知事、本当に有り難うございました、来年もおつきあい頂けたらと思います。県立芸術劇場の方々、毎日朝早くから夜遅くまで警備をして頂いた警備員の方々、お世話になりました。

そろそろ宮崎銀行に口座でも開こうかと思っております。預ける物は有る無いに関わらずですが。


今回の感動で、1年また頑張れそうです。
すべての皆様、来年また腕を磨いて伺いますので、よろしくお願いいたします。



有り難うございました。