バッハ、次弾くのはいつかな

バッハの録音をした時もそうだった様に、今から思えば終わった瞬間、「何かが始った瞬間」だったのかもしれない。
3回に渡る朝日カルチャーでのバッハの無伴奏の講座も今日を持って終わりになりましたが、何かのスタートである事は間違いありません。



今日もそんなお話をさせて頂きましたが、CDの録音をした時をある意味安定という状況だったすると、それに混乱が生じ、そして破壊する事を始め、創造に行き着く。そしてまた何年か後、何十年かもしれないけど再び安定した状況になる、これの繰り返しだと思っております。
次にバッハを弾くときはいつかな?
僕自身、変化しようと思っている訳ではありませんが、明らかに2年前とはバッハに対しての想いが変わっています。その理由がわからないから混乱しているんでしょうね。
バッハへの尊敬や畏敬の念は益々深まってますし、バッハのみならずベートーベンもブラームスも、以前よりどんどん遠くに行ってしまっている気がしております。
毎日がしんどいし、苦しいですね。

本当にもうダメだと泣きそうになる事も最近多いのですが、今日の様に6番を聴きに新宿まで来て頂いた多くの方々に戦う勇気を頂く事ができました。
3回の講座全てに参加して頂いた方々を始め、この講座に来て頂いた方々全てに感謝したいと思います。
有り難うございました。


明日はブラームスのピアノトリオですが、何かが始る第一歩として、大好きな白寿ホールで何かを得られたらと思います。