マスターズ

当然テレビでしか観戦できないけど、マスターズのゴルフは、スポーツというより芸術を感じる。
タイガー・ウッズ、あれだけ世間で話題にされ、しかも今回は復帰戦という事もあって好奇の目で見ている人もいるはずなのに、その中でのあのプレー。
とても信じられぬ。


最近、何かがあると、その人を全マスコミが叩き過ぎじゃないだろうか。そして決まって「説明責任」。アカウンタビリティを必ず誰しもが求める。
本当にそこまで必要なものなんだろうか?


先日鈴木宗男衆議院議員の「汚名」という本を読んだ。立て続けに「北方領土・特命交渉」という本も読んだ。
あの当時メディア・スクラムによって作り上げられた極悪人であるという鈴木宗男像を当然ながら僕も頭の中で描いていた。
それが全く違っていた。
鈴木宗男さん、そして一緒に逮捕された佐藤優さんに対し、一時でもマスコミの報道を信じてそう思い込んでいた事を謝罪したい。
実際、ご本人にお会いして是非謝罪したい。


マスコミは権力を監視するという大義名分があるのかもしれないけど、監視するならそれなりの知性、教養、そして圧倒的な人間としての力を持っていて欲しい。
あの時空を超えた信じられないプレーをするタイガー・ウッズを叩くには、それなりの覚悟がいる筈だと思う。
ダメな事、良い事はもちろん世の中にはありますけどね。

僕を叩くのとは訳が違うんだよな。
まあ僕を叩いた所でニュースにもならないから叩く必要性もないですけどね。


マスターズのあの選手達の芸術を見るのには、後1時間起きていればいいのだ。