心配だな

明日 みなとみらいホールの大ホールでバッハの6番と室内楽を演奏いたします。
特にランチタイムコンサートでは、いらっしゃるお客様の仕事の都合等、時間の制約があり、バッハはプレリュード、サラバンド、ガウ゛ォットの3曲にして欲しいとの事でしたのでその3曲を弾きます。


しかしながら、あの大ホールでどうやってバッハを弾いていいのか、さっぱりわかりません。ゆっくり目にした方がいいのか、表現をデフォルメしなきゃいけないんじゃないか、様々な想いが過ぎりますが、経験がないだけに大変困っています。今までバッハは小さいサロンから最大700人を収容できるホールでしか演奏の経験がありませんからね。
困ったなぁ。
結局、いつも通りに弾かないとあらゆる所から破綻、自壊していくような気がします。


思う事があって今年から弾き方を変えようと散々努力していますが、これがなかなかいい結果を生んでいません。先日のベートーヴェンで少し遠くに光が見えた気がしますが、ちょっとした事を変える事は本当に難しい。
箸の持ち方を変える事が困難なのと似てるかも知れません。


明日は大きなホールですが、自然体でという目標を持ってステージに上がりたい。ある意味、大ホールでバッハを弾くなんて今後ないと思いますから、貴重な体験を与えてくれたみなとみらいホールや神奈川フィルの関係者に感謝いたします。


ティータイムコンサートの方は弦楽トリオとピアノカルテットですからまだ気が楽な部分があります。やっぱりバッハの6番ですね、非常に懸念されるのは。