完璧な1日

何かを成し遂げた時、自分へのご褒美として何かで自分を労る方と、何か大変なことが起こる前に自分へまずご褒美を与えて士気を高める方と両方いらっしゃる気がします。
明らかに僕は後者。
なぜなら、大変な演奏会が終わったあと、僕は満足に思った事がないどころか、かなり気持ちが落ちる事が多いからです。ご褒美なんていう気になりませんから。
「終わった」という安堵の気持ちはあるものの、「今度こそ」と思う事がほとんどだからな。
演奏が終わった後にギャランティを頂くか、その演奏会の曲の練習を始める前にギャランティを頂くかの違いか。


今日、お昼に経堂にある寿矢というお寿司屋さんで「デラックス丼」というイクラ、ウニ、カニ、マグロの中落ちに大トロの炙りがごっそり入ったボリューム満点のものを頂いた。
お昼ご飯に1500円を使うというブルジョアぶり。
600円でスープ、サラダ、大盛りのライスに食後の珈琲がついたハンバーグ定食が「僕の高価なランチ」としての基準が出来上がった学生時代から20年以上たつのだから、まあいいだろう。そして気合いと気分転換に髪をばっさり。ばっさりという程伸びてはいませんでしたが。
そしてこのまた大変な4月5月を走り抜く為に靴を2足購入。まさか数万もするカッコいい皮の靴だと思ったら大間違い、ナメないで頂きたい。、1万もしない安くなっていたカンペールのスニーカーだぞ。そして鍼に行って首と背中の治療。で、これを書き終わったら、いや、今テレビでやってるドゥダメルマーラーの巨人が終わったらバッハを練習します。
完璧な1日じゃないか。


と言う訳で自分に褒美を与えたのでなんとか4月5月の難局を乗り切りたい。



しかし、ドゥダメルという指揮者、やる気を失うぐらい素晴らしい。
歌があり音楽があり。