国土交通省さん、羽田の指導を是非

かなり春めいて、というより桜が咲いた後の様な陽気でした。それが徳島だからと思いきや、東京に帰って来ても暖かかった。
徳島ではいつも親切にして頂いて、本当に有り難いですし、嬉しいものです。本番の服装も黒いシャツでという事でしたので、荷物などほとんどなく「リモア」をゴロゴロと転がす必要もなく、ちょっとしたバッグで行きましたが、いろんな物を頂き、帰りはそのバッグに物が入らないぐらいになってしまいました。
徳島のお客さま、本当に有り難うございました。いろんな物を頂いた事よりも、皆さんに喜んで頂けたという実感がなにより1番嬉しい事です。

そんな幸せな徳島での滞在でしたが、行きの羽田空港では再び僕らの楽器のチケットの事で2重3重のトラブルにより、飛行機が遅れるという事態となりました。
楽器用のチケットが発券されず、しかも30分以上かかった挙げ句発券された楽器用のチケットに名前を入れてしまったとその修正の為に搭乗口で待たされ、最終的に渡されたチケットがどういう訳か機械に吸い込まれる事はなく、はじかれてしまう。よって僕たちは飛行機に乗れなかったのです。
人間用のチケット、楽器用のチケット、両方持っている訳だし、座る所まで決まっていても搭乗口を通過出来ない為に乗る事ができない。

「楽器はチケットを買って頂く」と航空会社が決定して我々はそれに従っているのに、航空会社の中で何も徹底もされておらず、理解に苦しむ。
荷物のレントゲンチェックというか、セキュリティチェックの所で自分用、楽器用のチケット2枚を見せると、お連れ様がいないと通る事は出来ませんと言われる始末。
「楽器のチケットです」と言っても「楽器は持ち込めません、お連れ様は今、ここにいらっしゃいますか?」と。「ですから楽器のチケットですから」と言っても通じない。
お前は外人か?

飛行機が遅れ、待っていたお客さん達は遅れて入って来た我々を見て(こいつらが遅刻してきたんだな)と思ったでしょうね。
キャビンアテンダントの方がしきりに「申し訳ありませんでした、チケットの事でご迷惑をおかけして」と営業的謝罪をしていましたが「僕は慣れてるけど、飛行機が遅れた事を、お客さんに謝って下さいよ。迷惑なのは待ってた人でしょう」と言うと「おっしゃる通りです」と言ってましたが何のアナウンスもなく、あの申し訳ありませんはやっぱり営業トークだったなと。チェリストが昔から空港で不機嫌だった理由を、ようやくバイオリンやビオラの人達に理解してもらえました。

そのあとの徳島で、素晴らしい方々に再開できた事で嫌な気分は消えましたが、みんなが不機嫌になる空港で必ず出る話は「JASはいい会社だった」という想い出話です。

来月も2回程羽田空港を利用させて頂きますが、日本人で日本語の得意な方をお願いします。いないなら通訳を。