宮崎もやっぱり好きだなぁ

東京に戻ってみると東京も意外に寒くありませんでしたが、宮崎はそれ以上に暖かかったです。
延岡市の二つの小学校と宮崎市の一つの小学校での公演でした。
毎年宮崎を訪れるのは春から初夏にかけての時期ですが、昨年の秋と今回の冬でほぼ宮崎の四季を身体で感じる事が出来ました。
宮崎国際音楽祭の期間中3回は訪れる「串ぼうず」というお店があるのですが、この前の秋に訪れた時、そして今回の冬とやっぱり行きました。
人の良いとはこの方の事を言うんだと断言できる最高のマスターの四季折々の絶品串あげの最後を飾る「冬」を食せて幸せでした。味もさることながら、マスターと話すのも僕は行く楽しみ、目的であります。宮崎を訪れた際は絶対行って欲しいお店です。
いつも神奈川フィルの仲間5人ほどを連れて行くのですが、前回も今回も「古川展生」の名前でキープしてあった焼酎のボトルを勝手に飲みました。
ついに今回無くなってしまったので、今年の春の為に新しいボトルを入れようとしたら、「お店からのプレゼントです」とマスターにボトルを一本頂いてしまいました。本当に有り難うございます、マスター。
でも古川くんには「新品を入れておいたから」と言いますから皆さん是非内密にお願いします。

神奈川フィルでは必ず訪問する小学校の校歌をオーケストレーションしてそれをCDにしてその学校にプレゼントしております。
そのオーケストレーション、編曲をいつもしているのが神奈川フィルのホルン奏者の大橋さん。
ジョン・ウィリアムスの様な壮大な前奏があり校歌の歌の部分に入ります。それはそれはいつも見事としか言いようがありません。
毎年この文化庁の「本物の舞台芸術」の公演は10カ所ほどありますから、毎年毎年彼はその訪れる小学校の数だけアレンジをしている訳です。
頭の下がる想いです。
しかも本当に感心する素晴らしさなんです。
そして小学校の生徒さん達と最後に一緒に演奏するのですが、その時の生徒さんの声には毎回感動してしまう僕ちゃん。
感動するっていろんな種類の感動がありますが、胸が詰まるんですよね。過呼吸じゃなく。

コンサートにランクなんてありませんが、僕には定期コンサートもこの小学校のコンサートも超真剣な時間です。
子供に先入観はありません。良い物は良いものでしかなく、悪い物はつまらないものと瞬時に判断します。
あの人数の生徒さんの中からクラシックというくくりではなく、音楽が好きな生徒さんが一人でも出て来る事を毎回祈りながらの演奏になります。

明日からは神奈川フィルのポップス公演のリハーサルで、ゲストがグッチ裕三さんです。
何度も神奈川フィルでご一緒させて頂いておりますが、あのトークの面白さは尋常ではありませんし、歌が素晴らしい。
楽しみです。