初仕事

今日は9時の新幹線に乗り、大阪でヴィルトーゾ・シンフォニー・オーケストラのコンサートがありました。このヴィルトーゾ、僕が都響に入った年に始ったプロジェクトですから、僕のプロとしての活動と平行にずっと行なわれて来ているコンサートです。その当時は偉大な先輩の中に入って恐る恐る弾いていたのを昨日の事の様に思い出します。
今日はいいコンサートだったんじゃないでしょうか。メンバーの方々や喜んで下さったお客様のおかげで、今年のいいスタートを切れた事を感謝しております。


新幹線では最近絶対に睡眠をとる事にしているのですが、今日は読書。
晩秋の頃からハマっている著者の本なんですが、佐藤優さんという方をご存知でしょうか。
最初に読んだ作品が「国家の罠」。次は「自壊する帝国」。
そして「国家と神とマルクス」「地球を斬る」「国家と人生」「インテリジェンス人間論」「獄中記」などなど。
ネットで検索して頂ければ佐藤優さんはいっぱい出て来ると思いますが、僕の今までの薄っぺらい週刊誌ネタとあさはかな知識で生きて来た事は恥ずべき事です。
僕がこれからインテリになれるとは到底思えませんが、あまりに自分は目先の事に躍起になっていたかを思い知らされ、ショックでしたが、逆に妙なやる気が湧いて来ました。
これからは自分のための事ではなく、思いっきり大口叩きますと、「国の為」に生きたいと。
これは変なイデオロギーではなく、僕のやる事が、日本にとって少しでも貢献できる様な活動がしたいと。日本の国益とまでは当然いきませんが、日本の人の為になる事であればと。国の為と言うとすぐに「右」「左」という事を言われますが、それが日本の馬鹿の壁と佐藤優さんは言い切ります。


もし興味がある方は1度「国家の罠」「自壊する帝国」を読んで頂きたいです。


悪い癖かもしれないのですが、ハマった作家は全ての作品を読むまで気がすみません。
新田次郎さん、筒井康隆さん、司馬遼太郎さん、の著作は全て読みました。それ以来のハマった作家です。

一度、どんなチャンネルを駆使してでも、1分でもいいので、佐藤優さんにお会いしたいと思う初仕事の日の夜です。