簡単には年は越せません

昨日は来年早々に大阪であるヴィルトーゾ・シンフォニー・オーケストラのリハーサルがありました。曲はベートーベンの「運命」、シューベルトの「未完成」、そしてドボルザークの「新世界」の人気の高い名曲。それに先立ち震災から15年と言う事もあり、黙祷の意をこめて三枝さんのチェロと弦楽合奏の為の「レクイエム」。この曲は僕自身9月にピアノと一緒に演奏しましたが、弦楽合奏伴奏の方が良いかなと思います。ソロのチェロは木越さん。立って演奏されます。木越さんはここ最近、ソロや室内楽でも立って演奏されていますが、とてもじゃないけど僕には真似出来ません。指揮は大友直人さんです。

夜までそのヴィルトーゾのリハーサルがあり、そのあと疲れて放心状態でしたが、12時半頃から老体に鞭を打って今日のチェロアンサンブルのリハーサルの楽譜を読みました。
だいたい夜中の3時を過ぎると頭も身体もほとんど機能しない事がわかり、打ち切り撤収。この夜中の練習、一見集中している錯覚に陥るのですが、朝やった方が確実に効率がいいんですよね。でもそれがなかなか出来ない。わかっているのに朝に弱い。朝方にチェンジとずっと思っているだけで意思が弱いな。情けないぞ。
本番は1月10日ですから、それまでにはなんとかしたいと思っていますが、あまりに音域が高く難しく、チェロ・リパブリカで演奏したモーツアルトのディヴェルトメントがいかに楽だったのかと痛感。
全て日本の歌曲を三枝成彰さんがチェロ12本にアレンジしたもので、素晴らしいアレンジで泣けて胸を打ちますが、違う意味で僕は泣いています。
10曲近くあり、今日のリハーサルはひたすら皆さんに謝るしかありません。
このコンサートは何人の方からも問い合わせを頂きましたが、クローズのコンサートで一般には売り出しておらず、申し訳ありません。


2月のチェロアンサンブルのブーレーズといい、この三枝さんのチェロアンサンブル、1月中旬の室内楽、そして松本でのリサイタルとお正月はマジに練習しないと。


さすがに朝まで起きていると体調悪いな。
さて、リハーサルに行きましょうか。