軽井沢は真冬でした

軽井沢は雪がうっすら積もっていました。半分ウケ狙いでダウンジャケットを着て行きましたが、着ていなかったらきっと遭難してました。寒かったです。
軽井沢の大賀ホールで、5月に続いて2度目のMAP'Sのコンサートでした。この日は前にも書きましたが宮本文昭さんの60回目の誕生日で、アニバーサリー・コンサートでした。
この大賀ホール、いい響きがするんですよね。僕は好きです。弾いている人間が言ってはいけませんが、良いコンサートだったと思います。演奏がどうかと言う事はお客様に判断して頂くしかないのですが、僕の言うこの「良いコンサート」と言うのは、尊敬する人間が前にいて、本当にいい親友や尊敬出来るプレイヤーに囲まれて、そして楽しんで下さるお客さんがいっぱいいる前で名曲を心から楽しみながら演奏するという事です。なかなかそういう事を望んでも年に何度もありません。
でも今日は良い1日だったのではないかと思います。


楽しく演奏すると言うのはなんか軽薄な感じがするかも知れません。だからと言って定義として特に僕の中である訳ではなく、どう説明したらいいのかよくわかりませんが、緊張感の中で音楽の持つ魔力に引っ張られている状態になるというか、一種の麻薬的な一線を超えた時空にたどり着く状態ですかね。もっとよくわかりませんね。
ただニコニコして楽しいという感じではない事だけは確かなのですが、説明が難しいです。

寒い寒い軽井沢から帰って来ましたが、明日から3日間は宮崎に参ります。
チェロと練習しなきゃ行けない楽譜と、読みかけの分厚い本を持って。
その分厚い本というのが最近の僕のブームでもあるのですが、矢部くんも同じ著者の本をバリバリ読んでいまして、昨日も今日も移動の間の論議は「政治とロシア」でした。