航空会社に一言言わせて頂けますか?

年間で仕事で飛行機に乗る事は何回ぐらいかなぁ。月に1度は必ず、多いときで3回4回と利用させて頂いております。その年にもよりますが、年に20回以上は必ず飛行機は利用させて頂いております。先日の広島も飛行機でしたしね。仕事ですのでチェロの為に必ず隣の席も購入して、自分の分と合わせて2席を購入しなければいけません。僕は「得割」、チェロ用のチケットはABチケットと言いまして、だいたい正規料金から2割程引いた値段、だから必ずチェロのチケットの方が高いのです。
でも現行ではそれしか方法はなく、2席を購入しています。
ところが、ところがです。12月から、JALANAもバイオリン、ビオラもABチケットを買わなきゃいけない事をみなさんご存知ですか?酷いですねぇ〜あまりにも酷い。
上の棚にバイオリンもビオラも楽々入るんですよ。チェロはもちろんまったくしょうがないと思っていますが、バイオリンやビオラまでもう1席買わなきゃいけない理由を知りたい。お土産を沢山買って凄い量を上の棚に押し込んでいる風景をよく見かけますが、だったら空港でお土産なんか売ってんじゃないよ。
バイオリン、ビオラもシートを買わなきゃいけないとなったとき、実はチェロは3席分買えと要求してきたんですよね。

地上係員に「その楽器ですと、後ろの方がビデオが見れません、だから持ち込めません!」とややキレ気味に言われた事があります。チケットをちゃんと買っているのに。
チェロは座席から上には全く出ないんですけどね。僕が座った時の頭の位置より低いですけど。見てから物を言って欲しいですね。
しかもビデオも写さない飛行機だったから頭に来ましたね。

JALが今大揺れに揺れていますね。
演奏家、とりわけチェリストなんてお客さんの中ではマイノリティ中のマイノリティですから、平気で3席楽器の分を払えと言うんでしょうが、そんな足下を見た商売してるからいつの間にかお客が離れるんですよ。
とある外国のオーケストラが日本のツアーを最近したのですが、それをコーディネートした方が、やはり楽器の問題で揉めに揉めて、相手はANAだったらしいですが、ANAの方はこう言ったそうです。

「そんなに楽器を乗せたいんだったらJALでも乗ったらどうですか?」と。
昔あった「JAS」は親切で本当にいい会社だったなぁ。

チェリスト原田禎夫さんが言ってました。「世界中のチェリストは飛行場でもう凄く不機嫌になる」と。
全くその通りで、飛行場でにこやかになれた事はないですね。

オーケストラの移動、賃金が倍になりますね、12月からは。