もう10月ですが、何か?

運転してチェロ弾いてまた運転して、食事をしてチェロを弾いてを繰り返しているうちにいつの間にか10月です。早い。早すぎる。歳を重ねるにつれてどんどん時間の進み方が早くなって来た様な気がします。筒井康隆さんの小説に「人生は滝に向かって流れていて、最後は急流になる」と書いてあったのを思い出します。明日、石田くんとのデュオとソロのコンサートで僕の9月も終わりを告げます。そして原稿の締め切りも来ます。まだ何も手を付けていません。本当にピンチなんです。世襲4代目の小泉進次郎さんがインタビューで「ピンチはチャンス」と言っていましたが、チャンスなわけねーだろ。ピンチは純粋にピンチなんだよ。まったく。

まだ僕の人生の時間の流れがゆっくりだった頃、いろんなテレビに出演して物議を醸しました。そのいくつかを書いておきます。
まずは前回書かせて頂きました「ニュースステーション」のお天気コーナーでの砂浜に埋まって叫びながらの出演。次はブランドの君島の次男が結婚すると言う時、僕はバイオリンの友人と自由が丘を楽器を持って歩いていて、何かすごい報道陣で、なんだこりゃとずっとそのレポーターがしゃべっているのを見ていました所、ずっと生中継されていたようなんです。これは緊急生出演。普通だったら気付かれないと思いますが、チェロを担いでみてましたからね、そこから足がつきました。
そして演奏会で高知に行った時、飛行機から降りたら凄い報道陣じゃありませんか。ちょうどプロ野球のキャンプ・インの日だったらしく、最初は僕も全く気付いていませんでしたが、僕の後ろにまだ西武ライオンズにいた清原さんがいて、僕はその清原さんの前で楽器を担いでボケーっとしながら、しかもあくびまでしている所が夜のスポーツニュースにばっちり映っていました。自分の出演を僕もホテルで見ました。
どれもこれも楽器を持っていなければ絶対誰にも気付かれないですんだのですが、やっぱりチェロを持っていると目立ちますから。

さて10月も張り切って行きましょうか。明日は徹夜で原稿を書きます。