バッハ 4 5(6)番

朝日カルチャーセンターでのバッハのシリーズが終わりました。と言っても時間切れで6番はほとんど弾く事ができませんでしたが、次回は6番だけと言う事になりそうです。しかし、この1ヶ月、心の何処かで今日の事が引っかかっていましたし、何かと時間を見つけては弾いたりしていましたが、やはりバッハは厳しい。
この朝日カルチャーセンターは演奏会と言うより講座という意味合いが強いので、話す内容も何となくはメモって行きましたが、結局そのメモはあまり使いませんでした。
どうやら話したりする事は左脳、演奏は右脳らしい。
しばらく話した後に演奏に移る瞬間、どうも曲に集中出来ないんですよね。何かを考えてしまっている。逆に演奏が終わったあと、何を話せば良いのか瞬間固まってしまっていました。難しいです。
今回、演奏をした事というより、この一ヶ月ぼんやりとバッハをもう一度考えたり、弾いたりしていた事が僕には有り難い時間でした。前よりもさらに怖くなりましたし、謎の深みを発見する事にもなりましたから。
前回の講座の時は25人程だったらしいのですが、今回は50人以上のお客様に来て頂いたみたいで、本当にありがとうございました。

今回強く感じたのは「まだまだ道半ば」と言う事でした。
そして、今の方が迷いが多くなったと言う事です。これは多分バッハだけじゃない気がします。全ての曲がそうだと思います。
ちょっとハマってしまっている自分に気付いたと言ったところでしょうか。
再びチャレンジしないと。
今日来て頂いたお客様、感謝です。

夕方の新宿の高層ビルから見た夕暮れの大都会、結構好きでした。