最近の喜びと怒り

退任されたベルリン・フィルの前コンサートマスター安永徹さんが昔、「ベルリン・フィルの凄い所は僕をコンサートマスターにした事です」とおっしゃっていましたが、その退任後、また日本人がコンサートマスターになりました。正確には2年間の使用期間後、楽団員の67%の了承を経た後に正式にコンサートマスターになるそうですが、その当人、樫本大進さん、ソリストとして有名な方です。日本人が再びベルリン・フィルコンサートマスターになった事も驚きましたが、それが樫本さんだとは。ヴァン・クライバーン ピアノコンクールで優勝された辻井さんといい、今回の樫本さんといい、最近凄いですね。話題に事欠かないですね。
先日、「指揮者は何をする人なんだろ」という事をちょっと書きましたが、「コンサートマスターは何をする人なんだろう」と言うのもいつか書きたいと思います。でもそれは僕が引退する時かなぁ、書くのは。今書いてしまうと今活躍されているコンサートマスター達からこっぴどく叩かれそうですし、3年後、5年後にはまた考えが変わるかもしれませんしね。
昨日だったか自民党の大村議員がテレビで「漫画は世界に誇るエンターテインメントなんだよ、国立漫画アニメセンターを作る事の何が悪い!」ともの凄い勢いでおっしゃっていましたが、なんで補正予算なんですかね?そこまで言うなら、今までそういう話がずっとあったんですかね?
日本のアニメは確かに世界に誇れるものだとは思っています。僕はイタリアで「サザエさん」を見ていましたし、ポルトガルでは宮崎アニメを映画館でずっとやっていましたし、凄いと思いました。漫画アニメセンターの内容は全く決まっていないそうで、よく予算が通りましたね。
エコポイント、これも本当に日本の頭脳や議員が考えたんでしょうかと思いたくなります。これからはもう車も乗らない、テレビも見ない、クーラーもつけない、という方にエコポイントを与えるのが本当のエコじゃないんですかね?
あまりブログでこういう事は書きたくはありませんが、最近の政治、目に余ります。自分が払わなければいけない税金を、自分で何処の国に払うと言う様に、選べたらいいなと思います。今年はアフガニスタン、来年はイラク、の様に。もしくは自分の生まれ故郷や、震災が起こった県なり街なり選んで払いたいです。僕は少なくとも国立漫画アニメセンターを作って欲しいとは全く思っていませんし。国立漫画喫茶と言われていたのは面白かったですが。

パーセンテージでいきますと、喜び3割、怒り7割の最近の僕です。