宮崎音楽祭レポート 7

ついに明日のコンサートで宮崎ともお別れとなります。ほぼ2週間でした。ここのところはリハーサルが夜だったり、今日は一日別のコンサートのために我々はオフだったりして、かなりゆったり生活させて頂いております。
フェニックス・カントリー・クラブとかトム・ワトソン・ゴルフクラブとか、素晴らしいゴルフ場が目白押しですが、行ってまいりました。久々の割にスコアもよく、天候にも恵まれ、リラックスすることが出来ました。
が、紫外線が強く、顔が焼けてしまい、怒った時の日本猿のような顔になりました。やっぱり人間の起源は猿だったんだなと鏡に映った自分の顔をみてそう思うに至ったのでありました。
昨日のリハーサルについに世界的なチェリストジャン・ワンさんが登場してハイドンの2番のコンチェルトをやりました。さすが、ソリストです。その前の日はバッハの無伴奏をコンサートで弾いて、次の日コンチェルトのオケ合わせですからね。でもいい音で、パワーがあって、実にいいチェリストです。
リハーサル前に何年かぶりでしたので、「お久しぶりです」と彼のところに行って挨拶したら、3年前ぐらいにホテルのバー夜中まで騒いだのを覚えてるよ」と。そしてびっくりしたのは、僕が持っていた楽器を見て、
「ん?これはグランチーノじゃないか?」と言うんです。「その通り、なんでわかった?」と聞いたら、「見ればわかるよ」と笑顔で言っていたので、その理由が本当かどうかはわかりませんが、それにしてもびっくりしました。彼は素晴らしい「アマティ」という楽器を弾いています。本当にいい音がします。
明日のコンサートが楽しみです。
明日コンサートが終わったら最終便で東京に戻りますが、ここにいることが当たり前になってしまっていますので、社会復帰出来るのかどうかが今後の心配の一つでもあります。

最後の夜は何を食べに行きましょうか。
明日、明後日行われるtotoで今度こそ一等がとれるような予感がしていますので、高いものでもよいのですが、まあ無理して使う事もないですからね。