久しぶりでした

愛知県春日井市ってご存知ですか?
名古屋市の隣にあり、名古屋駅から出ている中央線というJRに乗るとその春日井市という所に向かいます。もっとも中央線は春日井市までではなく、その先ずっと岐阜県、長野県へと向かって伸びていますが。
その春日井市に昨日の日曜日、日帰りで行って参りました。5月5日の僕の最初の師匠の現役の生徒さん+OBの方々数十名でのチェロ・アンサンブルのコンサートの為のリハーサルがその春日井市にある「ハーモニー春日井」という所であった為です。
30年ぶりにお会いした方もいましたし、僕が言うのも失礼ですが、みなさん立派になられて。
医者になっても弁護士になってもチェロを続けているOBの方々を見て、凄いなと思いました。みなさん良く弾けるし。
その師匠には「いろいろとアドバイスしてあげてね」と言われていましたが、やっぱり音楽家という低い身分であるがためにどうしても敬語で話している自分がいました。しかも現役の中学生や小学生にも敬語を使っていました。

その春日井市ですが、僕の卒業した高校があるんです。その高校は今や進学校でもあるし、僕が卒業したという事で今の生徒さん達の内申書に影響するという事態も想定されますので名前は伏せますが、比較的新しい学校です。僕が入学した時は開校2年目でしたからね。


帰りに最寄りの駅まで車で送って頂いた時にその高校の前を通りました。
胸が痛くなりました。
様々な事、想い出が走馬灯のように去来して、帰りの新幹線では新横浜に車を停めた故、寝過ごす事も許されない恐怖からずっと起きていましたが、起きていた理由はもう一つ、その高校での想い出を一つ一つ蘇らせつつ、顔をほころばせたり、くもらせたり、目頭を熱くしたりと寝る暇もありませんでしたから。


未来に向けていろんな事を考えたりする反面、後ろを振り向くと、実に可愛らしいセピア色の僕の足跡が、物も言わずに佇んでいる事に気付かされ、未来との狭間にいる僕は昨日からきょろきょろとしています。
歳をとったのかな。
いや まだ若いよ僕。