ウォーキング ついに再開

思う事がありましてトレーニングを再開いたしました。住んでいる所が桜上水というだけあって、桜はふんだんにあります。久しぶりのウォーキングという事もあり、慎重に20分ぐらいで終わらせようと思ってましたが、あまりの桜が咲き誇る道に誘われ40分以上歩き続けてしまいました。
しかし、あの美しさはどうでしょう。あの色には逆に音があると感じました。僕は音感が悪いと弟にはいつも言われますし、なんの説得力もありませんが、晩秋の夕焼け、そしてあのたまに落ち葉を何処かで燃やしている風情を変イ長調とするなら、この桜並木が続く道、そして冬が終わった安堵感はホ長調でしょうか。
所詮、音感が悪い僕ですから、ここは聞き流してください。
あまりの満開具合は逆に枝は大変重そうな気すらしました。そして、気温以上の花の温度と生命力を感じました。その中をひたすら歩き回り、先日からのパラダイスから社会復帰が出来るのかという事を心配していましたが、もちろん歯医者というこの上ない「目を覚ませ!」と殴られた一幕もありましたが、今日の桜のトンネルを歩いた事で、見事なソフトランディングで無事天国からの生還を果たした気がします。

嬉しい事に、3月の末ぐらいまで痛みや痺れのあった腕や首もほとんどそういう症状が消え、なにか自然の力には敬服すると共に、生かされているんだなという事を漠然と感じながらのトレーニング開始でした。
レーニングをすれば故障を防げるとは思えませんが、気持ちは穏やかに、身体は強く、そして音楽に没頭出来る精神力を今年は身につけたいと願う最高の春の到来です。明日のウォーキングは是非母親の写真を持って行きたいと思います。

明日は題名のない音楽会の収録でオペラシティです。冬より春の方が、オーケストラもサウンドがソフトになる気がしました。